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HGに恋するふたり(VOLUME.8) 角川Cエース
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HGに恋するふたり(VOLUME.8) 角川Cエース

工藤マコト(著者), 矢立肇, 富野由悠季

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HGに恋するふたり(VOLUME.8) 角川Cエース

748

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2024/08/26
JAN 9784041154786

HGに恋するふたり(VOLUME.8)

¥748

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2024/08/28

親との蟠りが解けた神崎が次に意識するのは、自分がどうにかしてやりたい相手の事 宇宙にどう話してやれば良いか判らない。それは一種の迷いであって、そうした迷いを人に見せるのはちょっと気恥ずかしかったり難しかったりするものだけど、いい年して親に見栄張っても仕方ないわけで 自分の恥と照ら...

親との蟠りが解けた神崎が次に意識するのは、自分がどうにかしてやりたい相手の事 宇宙にどう話してやれば良いか判らない。それは一種の迷いであって、そうした迷いを人に見せるのはちょっと気恥ずかしかったり難しかったりするものだけど、いい年して親に見栄張っても仕方ないわけで 自分の恥と照らし合わせつつ、親に相談する神崎は一つの壁を越えられたと言える。なら、そんな子に親が向ける言葉が参考にならない訳がなくて 無理に背伸びをした助言ではなく、神崎にとって原点的感動に繋がる感情やガンプラを通して得た繋がりにて宇宙と向かい合おうというのは良い手掛かり だからって皆でガンプラを作り上げるってちょっと凄い展開。言ってしまえば手作りプレゼントのようなものなのだけど、渡すものがガンプラでありそこにメッセージを籠められるのは彼女らが築いた関係が有ってこそか そしてガンプラ作りに邁進するかと思いきや、このタイミングで化粧大会だと…… まあ、見方を変えてみれば化粧は大人を意識したものでは有るのか。勿論、学生時代から化粧をする子は普通にいるけれど、つぼみのように金額掛けてしっかりしたものとなるとちょっとしたハードルになるわけで 特に化粧に憧れていた宇宙にとって、化粧を通して大人っぽい自分に変身する機会は丁度良いものになったんじゃなかろうか だからこそ文化祭でもメイド服を違和感なく着こなせたのだろうし でも、化粧やコスプレで手にした大人っぽさというのは一時的なもので。そんな意識だから宇宙も改めて神崎の大人感を意識したのかな? でも、当の神崎にすれば今の自分も凄い大人とは思えないし子供の頃は不安も迷いもあった そのような意識差が有るから簡単な言葉では宇宙の迷いは吹き飛ばせない。だからこそ自由を象徴するフリーダムガンダムが彼女へのプレゼントとなるわけか 思い返せば、宇宙の存在って街中の出会いから神崎をガンプラ沼に引きずり込んで、後に生まれるガンプラ同好会みたいなものの土台になったんだもんなぁ。そのような可能性を生み出せる彼女の原点こそ大人に成っていく上で大事にしなきゃならない『自分』だろうし 自分の好きに対して我慢しそうになっていた彼女が、やりたい事を思うが儘に挙げる様子は良いものでしたよ 一つの関門を突破できれば後は案外流れていくもの 受験に合格して、社会人になって、時が流れて…。それでも彼女らが変わらずにガンダムを楽しんでいる様子は微笑ましいね そして、現実時間だと大ニュースとなったアレだけど、勿論本作に影響しないわけがなくて というか、本作がガンダムSEEDやガンプラを好きと言えないもどかしさから始まった事を思えば、神崎の大事な思い出であるガンダムSEED劇場版の発表で締められるって出来過ぎだなぁ(笑) そりゃあの内容を受けて神崎も感情が爆発するというもの 何かを我慢せずに好きになる事から始まった物語が正しく報われた形で追われたように思えたよ

Posted by ブクログ

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