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日本語の論理 増補新版 中公文庫
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日本語の論理 増補新版 中公文庫

外山滋比古(著者)

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日本語の論理 増補新版 中公文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2024/08/20
JAN 9784122075481

日本語の論理 増補新版

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2024/09/13

「思考の整理学」著者による日本語論。1973年の本の増補改訂版である。 日本語は外国語と比べて論理性に欠けると当時(今も?)指摘されることがあるが、これは異なる言語を欧米の論理のものさしで計っているからだ。日本語が非論理的なのではなく、外国語とは違う日本語ならではの論理があるとい...

「思考の整理学」著者による日本語論。1973年の本の増補改訂版である。 日本語は外国語と比べて論理性に欠けると当時(今も?)指摘されることがあるが、これは異なる言語を欧米の論理のものさしで計っているからだ。日本語が非論理的なのではなく、外国語とは違う日本語ならではの論理があるというべきだ。…というのが本旨のよう。とはいえ、欧米(またはその言語)を見習うべきという主旨の主張も織り交ぜられている。 巻末に付け加えられた講演の内容が、本書の主張を要約していて分かりやすい。 英語のパラグラフリーディングが大事とはよく言われるが、当時からこのことは著者によって指摘されていたよう。日本語の古典に段落がないことは知っていたけど、近代まで日本語に段落がなかったというのは驚いた。そういうのを聞くと、言語によって論理が違うというのにも頷けてしまう。 外国語を訳すときに、単語を文の中に入れ替えるのと同じように、文を段落の中で入れ替えて訳すことも試みられるべきだ(なぜなら、段落の中の論理構造が言語間で異るから)という主張は面白かった。 英語をネイティブと同様に学ぶことが流行っているが、それでは外国語を外国語として学ぶことによる効用が失われる。という主張も。これについては今日には馴染まないかな…。第二外国語の学習が、この外国語を学ぶ効用に相当しそう。 メモ 日本語は英語などと比べて ・動詞構文 ・人間中心で物が主語になりにくい(物と物の関係が論じられにくい) ・パラグラフを意識した文の理解がない ・聖書やハムレットに相当するような、みんなが暗誦できるほど知っている名文(書くときの土台になるもの)がない 当時の国際情勢なんかも感じられた。また、最近読んだ『言語が違えば、世界も違って見えるわけ』にも通ずるところを感じた。

Posted by ブクログ

2024/08/29

日本語の独自の論理性と創造性を明らかにし、文学偏重ではない抽象論理的な思考の国語教育の重要さを説く。論考「島国考」、講演「知識と思考」を増補。

Posted by ブクログ

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