商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | さくら舎 |
| 発売年月日 | 2024/08/08 |
| JAN | 9784865814330 |
- 書籍
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帰る家がない 少年院の少年たち
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帰る家がない 少年院の少年たち
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【目次】 序章 逮捕を望む少年たち 「捕まれば、もう悪いことをしないですむ」 私が少年院の映画をつくる理由 少年はなぜ犯罪をくり返してしまうのか 第1章 虐待されつづけ、明日が見えなかった(コウタ・17歳(窃盗)) 少年院送致に「やったー!」 両親に殴られた兄、両親と...
【目次】 序章 逮捕を望む少年たち 「捕まれば、もう悪いことをしないですむ」 私が少年院の映画をつくる理由 少年はなぜ犯罪をくり返してしまうのか 第1章 虐待されつづけ、明日が見えなかった(コウタ・17歳(窃盗)) 少年院送致に「やったー!」 両親に殴られた兄、両親と兄に殴られたコウタ 柱に縛りつけられて放置され…… 「家にいると怖い。違うところで笑っていたい」 「明日はいらない。死んだら楽になれる」 欲しいのは「安全な家」 16歳で紹介された仕事は「強盗」 少年院での生活 「ここにいたい。殴られないし、危険もない」 「相手の人生に自分は必要ない」 「信頼してもいいですか」 第2章 家にいられず、犯罪をして生きてきた(ヒロキ・19歳(傷害・詐欺)) 久里浜少年院ー少年ヤクザが収容されたところ 「家が嫌なんだよね、殴られるし」 両親から暴力を受けた記憶は崩れない 15歳で家出、大麻、特殊詐欺の「運び屋」 1度目の逮捕、出会えた先生 「世の中が気に食わないですよ」 騙したおじいちゃん、おばあちゃんの姿が離れない 「取り調べの刑事さんに勇気をもらった」 「親に振り回されるのがすごく悔しかった」 突然の取材ストップ 「あの人と仲良くなってなかったら、立ち直れてなかった」 夢に向かって歩く姿 第3章 犯罪の事実を抱えてどう生きるか(タクミ・19歳(詐欺・住居侵入・強盗未遂)) 「友達と厄介な先輩のつながり」から始まった 詐欺の受け子として300万円を受け取る 「警察に行ったら自分も捕まるって、相談しなかった」 「弱者に対して男が3人、その一方的な状況が怖かった」 トップニュース事件に自分が関わっている非現実感 「自分が全部抱えて捕まれば、友達は無傷」 改正少年法と特定少年 「僕が被害に遭わせた人たちにも、大事な人がいるんだ」 恵まれた環境にいて犯罪をした自分 「自分のその手が何をした手なのか」 「誰かを不幸にした手であっても、誰かを幸せにすることはできる」 第4章 追い詰められ闇バイトで再び犯罪へ(ワタル・18歳(出院後、強盗傷害等で再逮捕)) 少年院の中なら失敗を次につなげられる 再犯しないために「頼れる人に頼る」 犯罪集団の暴走族が「唯一の居場所」 「出てきて、悪いことをしちゃってました」 ワタルの心のブレーキを増やしたい 「強盗殺人未遂で10代の少年を逮捕」のニュース 「特定少年」は保護処分か、刑事処分か 「キムに脅されて、断ったら何かされると思った」 「この実名報道で仕事を失うかもしれない」 先輩に恐喝されて闇バイトへ 「思い通りにいかなくて、じぼうじきになってしまった」 特定少年にくだされた実刑判決 第5章 支えられて、自分の未来を考えはじめた(その後のコウタ) 少年院の中での再逮捕 「自分の人生だから、自分で道を切り開かないといけないんだ」 「甘えられる人を作りたい」 「会いたい自分」のために コロナ下の門出 新しい土地、新しい人間関係 「自分の決断がよかったと思えるように生きる」 子どもが生きやすい社会、自分の意思で変われる社会 終章 生き直せる社会に向けて 出院者の経験談が少年に響く 少年院は罰ではなく教育を受けるところ 少年法改正の流れと有識者会議への参加 実名報道にくすぶる思い 「信じてみてごらん」 おわりに――感謝の意をこめて 後記――ジェット噴射する太陽(吉岡市雄)
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少年院経験者でもあり、少年院出院者支援も行っている著者と少年院入所者らとの面会・交流の様子をルポ風にまとめたもの。少年に限らず、犯罪者には風当たりの強い世の中だが、多感な時期の若者が様々な理由から犯罪に手を染め、また検挙・少年院入所等をきっかけに立ち直ろうともがく姿が描かれる。...
少年院経験者でもあり、少年院出院者支援も行っている著者と少年院入所者らとの面会・交流の様子をルポ風にまとめたもの。少年に限らず、犯罪者には風当たりの強い世の中だが、多感な時期の若者が様々な理由から犯罪に手を染め、また検挙・少年院入所等をきっかけに立ち直ろうともがく姿が描かれる。 犯罪に手を染めてしまったとはいえ、被害者のことを思い、そのことを後悔したり、著者との交流で前を向く決意をしたりするところは読んでいて感動してしまった。悪いことをしたら子供も大人も関係ない!重く処罰しろ!なんて簡単には言えない。社会で起きていることは自分にも関係していて、何が必要なのかを考えることが必要、という著者の考えには共感できる。それにしても、人とのいい出会いこそ、犯罪を食い止める大きな要素を占めている。このことを実感した。少年法や保護処分の仕組みや現状も知ることができる。 重罰化・厳罰化論者にこそ、一読してもらいたいが、そうした人には本書は目に留まらないか、留まっても一笑に付されるとすれば、残念極まりない。
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色々な若者達がどうやって罪を犯してしまったのかが読みやすく書いてありました 実際は想像もつかないくらい苦しんでいたと 思います 巻き込まれて犯罪に手を染める方もいました ニュースなどでも闇バイト系も頻繁に見ます 幸い今の所縁のない世界ですが為になりました
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