商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2024/08/07 |
JAN | 9784022519962 |
- 書籍
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その朝は、あっさりと
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その朝は、あっさりと
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商品レビュー
4.2
10件のお客様レビュー
最後は死ぬのに、途中経過の話は可笑しい。 妻の志摩も娘の洋子も素子も誠も、なんか可笑しい。 結局人間は可笑しい生き物、でもそれをどうとらえるかで全然違う。 同じ状況を、別の視点で書いたら悲惨な介護地獄にしかならないはず。 小林一茶の句と重なりながら、天寿をマ全うした恭輔は幸せであ...
最後は死ぬのに、途中経過の話は可笑しい。 妻の志摩も娘の洋子も素子も誠も、なんか可笑しい。 結局人間は可笑しい生き物、でもそれをどうとらえるかで全然違う。 同じ状況を、別の視点で書いたら悲惨な介護地獄にしかならないはず。 小林一茶の句と重なりながら、天寿をマ全うした恭輔は幸せである。 でも残った妻や娘や息子たちは、こんなふうに見送られることはなさそうな気がする。
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「老衰外語看取り小説」である。 昨今、亡くなるのは病院か施設のどちらかが多いのではないだろうかと思うのだが、この小説は自宅で96歳の父を看取るまでの家族の思いや苦労が書いてある。 長年教育関係の職につき、75歳で大学を定年になった後も、勉学が困難な家庭の子どもを集めた私塾に通...
「老衰外語看取り小説」である。 昨今、亡くなるのは病院か施設のどちらかが多いのではないだろうかと思うのだが、この小説は自宅で96歳の父を看取るまでの家族の思いや苦労が書いてある。 長年教育関係の職につき、75歳で大学を定年になった後も、勉学が困難な家庭の子どもを集めた私塾に通い、自治会の相談役でもあった父。 ちょっと認知症の気配を感じたときは、86歳でありそれから母が娘たちが、苛立ちながら、じたばたしながら、ため息をつきながら、時には、はよくたばれと思いながら亡くなるその日まで看るのである。 父の回想や小林一茶の詩が、上手い具合に馴染んでいるというか…なんとも言えない気にさせる。 最後には、おつかれさまと言いたくなった。
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いや~これ、うちの実家の話かと思った笑 まさに私の母が言いそうなこと というか言ってることオンパレード!! 看取りが題材でこんなに笑いながら読んだの初めて。
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