その朝は、あっさりと の商品レビュー
沢田恭輔が老衰で亡くなるまでの過程を、母 志麻、長女 洋子、次女 素子、長男 誠らの行動を中心に、デイサービスのアワハウスの介護士を含めて、何かおもしろ可笑しく綴った物語だが、随所に一茶の俳句が登場するのが楽しめた.中学の社会の教師だった恭輔にまつわるエピソードも満載で、昔の時代...
沢田恭輔が老衰で亡くなるまでの過程を、母 志麻、長女 洋子、次女 素子、長男 誠らの行動を中心に、デイサービスのアワハウスの介護士を含めて、何かおもしろ可笑しく綴った物語だが、随所に一茶の俳句が登場するのが楽しめた.中学の社会の教師だった恭輔にまつわるエピソードも満載で、昔の時代のおじさんの典型だと思った.介護に携わる人たちの苦労を前面に押し出すのではなく、ある程度許容して行動してきたこの家族の連帯感は素晴らしいと感じた.
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今年気になっていた一冊、最後に読めてよかった。 いつか再読したい 在宅介護で最期を迎える父への奮闘する娘と母の話 小林一茶を敬愛する父、俳句が描写に通じて出てくる、独特な世界観 かなりリアルな介護を少しだけ描写しつつも明るく読みやすくしている 人が1人死ぬ、ということに丁寧に向...
今年気になっていた一冊、最後に読めてよかった。 いつか再読したい 在宅介護で最期を迎える父への奮闘する娘と母の話 小林一茶を敬愛する父、俳句が描写に通じて出てくる、独特な世界観 かなりリアルな介護を少しだけ描写しつつも明るく読みやすくしている 人が1人死ぬ、ということに丁寧に向き合った一作かと プラズマローゲン 認知症効果ありホタテ由来ではなく、鶏由来がオススメ 「景色を書くのは至難の業やねん。なんでかわかるか?北の海、すごかった~、深そうで果てしなくて。けど、それだけや。ここに書いてあることは行ってみれば分かる、いや、行った方がようわかる。言葉で読んでもほんまの景色はわからん。 そやけどな、それを前にした人の気持ちは共感を呼ぶ。呼びかけてくる。しょせん風景画は変わるんや。自然はどんどん失われるしな。けど人間、思うことはたいして変わらうに見えて、実際はたいして変わらんもんや。生きてて思うことはみんなおんなじなんや。それを言い当てられるとハッとする。ハッとさせるのが詩や。絵でも音でも写真るのは、言い当てるためや。僕が芭蕉やのうて一茶が好きなんは、それが理由や。旅できれいな景色を見たときやのうて、あくせく生きてるときに思てることを言い当てらられてホッとする。同じことを思てた人がおった、わかってもらえると思う。 一茶が消えんと残ってるのは、それが理由や。まだわからん句もあるけどな、一生のつき合いができる俳人や」 日本で最初に戒名を授かったのは、聖武天皇である。戒名は「戒名が庶民にまで広がったのは江戸時代で、寺請制度のもと、檀家である証として戒名をもらうことが義務化されたという。浄土真宗は、阿弥陀仏を信じると死んだ後すぐに極楽浄土に行けるので、戒名がなく「法名」が授けられる。日蓮宗では「法号」 徳川家康の戒名は「東照大権現安国院殿徳蓮社崇誉道和大居士」十九文字、日本一 「あいたた観音」は恭輔の故郷の近く加古川にある鶴林寺という寺の仏像で、西の法隆寺とも言われ。昔、金目当てで、この金銅仏を盗み出した盗賊が、溶かしてみたが溶けず、腹立ちまぎれに腰にノミを当てたところ、観音様が「あいたた」と声を出した。驚いた盗賊は恐れをなして仏様をお寺に返したという、ノミを当てられた腰が少し曲がっているのだ。 たいていの人間は、その人を知っている人の記憶が消えたとき、完全に世界から消えてしまう。 足の形が似ている。耳の形が似は恭輔から受け継いでいた。存在というのは不思議なものだ。誠など見た目は恭輔のコピーと言ってもいい。コピーなのだ。コピーなのだからしかたない。そのコピーの元が消えていく。そして残されたコピーがオリジナルのように生き続ける。存在というのは不思議なものだ。
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タイトルから想像していた内容ではあったけど、不思議な世界観でした。 教育者だった父、良い主婦の母、二人の娘と一人の弟。 父を介護する母と娘たちの日々の描写はリアルで過酷なのに、さらっと淡々と描かれていて。介護される者の本当はわからないけれど、そうだったら良いな、と思えるような...
タイトルから想像していた内容ではあったけど、不思議な世界観でした。 教育者だった父、良い主婦の母、二人の娘と一人の弟。 父を介護する母と娘たちの日々の描写はリアルで過酷なのに、さらっと淡々と描かれていて。介護される者の本当はわからないけれど、そうだったら良いな、と思えるような父親のこの世とあの世のうつつの境。 自分はもう準備はできている、お前たちは準備ができているか?と、もし、父が問うてくれていたとしたら… 自宅で看取ることができたら… 家族の時間を奪っても?それでも… いろいろと考えることはあるのに、読んでいるうちに逝く者と送る者の双方のこころにすっと入り込むだけになってしまった。 良い本だなあと思ったし、この作者の他の本も読んでみようと思わされた1冊。
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介護、看取りについて知りたいと思って読みました。いろいろ知らないことがわかって良かったです。 人ひとり死ぬということは、こういうことなのだなあと思ったりしました。
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在宅介護を選び、自宅で96歳の父を看取った家族の話 実際はとんでもなく壮絶な日々であろうに、妻と娘2人が協力し合う毎日が時にユーモラスにしたためられている 各章は寝たきりの父の頭の中の妄想から始まる 寝たきりの人の頭の中はこんな風なのかな ほんとにそんな感じがする 過去と今と...
在宅介護を選び、自宅で96歳の父を看取った家族の話 実際はとんでもなく壮絶な日々であろうに、妻と娘2人が協力し合う毎日が時にユーモラスにしたためられている 各章は寝たきりの父の頭の中の妄想から始まる 寝たきりの人の頭の中はこんな風なのかな ほんとにそんな感じがする 過去と今と、あの世とこの世が混ぜ合わさった死を受け入れる準備のような不思議な妄想 好きだった小林一茶の俳句が時折妄想の中で彼の心を保たせてくれる 一方家族は排泄のお世話に振り回される日々 世話焼きの妻、志麻 同居している独身の姉、洋子 義父の介護経験者の妹、素子 文句を言いながらも、時折こちらも父が好きだった一茶の俳句を思い出しては笑い合う 弟の誠はたまに送金してくるが、介護にはやって来ない 「パパ、年賀状つくったから年越すまではだめよ!」 「三が日もみんなの迷惑になるからあかん」 「松の内も避けて」 「七日も鬼払いでお寺さん忙しいしやめといて」 という妻の願いをきちんと受けて、父は自宅で息を引き取る 自宅で看取ること どこまでが延命治療なのか 家族の死 もとい、死について かなりリアルな描写でつづられており考えさせられた 自分にしても両親の看取りはきっとそれほど遠くはなく、家族の死が近づいたらまた再読したいかも…と思った本
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タイトルから察しがつく通り、介護から臨終までを描いた小説である。 父恭輔96歳。師範学校を出て教師となり、教頭、校長、教育委員長まで務め上げ、大学教授の時期もあり、叙勲も受けている。父は介護施設でも先生と呼ばれ、人に慕われる人格者でもある。その父が、10年前から認知症を発症した。...
タイトルから察しがつく通り、介護から臨終までを描いた小説である。 父恭輔96歳。師範学校を出て教師となり、教頭、校長、教育委員長まで務め上げ、大学教授の時期もあり、叙勲も受けている。父は介護施設でも先生と呼ばれ、人に慕われる人格者でもある。その父が、10年前から認知症を発症した。自宅で介護するのは、元教え子だった妻志麻85歳。老々介護をサポートするのは、未婚で同居の長女洋子と、義父を介護して見送った経験のある次女の素子。長男で末っ子の誠は、金銭面でのサポートはするものの、介護の役にはたたない。 物語は恭輔が好きな小林一茶の俳句と共に進む。各章は夢うつつの恭輔の独白?からはじまり、現実生活での家族の介護と看取りの準備までの心境を明るく率直な愛ある筆致で書かれていく。 なかなかユニークで、参考にもなるし、介護とお別れを前向きな気持ちで考えられる良本だと思う。
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父が在宅看護になり、もうよくなることはないと言われ、参考になるかなと図書館で。 お母さん(奥さん)の言動が母と重なり、でもわたしは次女ほど手助けできなかった。 よくできた娘さんで、比べてしまって落ち込んだ。 淡々と語る次女の言葉は覚えておきたいと思うことがいくつかあったけれど、メ...
父が在宅看護になり、もうよくなることはないと言われ、参考になるかなと図書館で。 お母さん(奥さん)の言動が母と重なり、でもわたしは次女ほど手助けできなかった。 よくできた娘さんで、比べてしまって落ち込んだ。 淡々と語る次女の言葉は覚えておきたいと思うことがいくつかあったけれど、メモする時間と余裕がなかった。いつかその箇所を確認してみたい(読み物として読み返したい、というほどでは残念ながらない)けれど、いつになるかな。 4/9に読み終えて、その2週間後に父が亡くなり、「父の日」という言葉も今はさみしいので。 お医者さんに、心臓はもうよくならないのでと言われたのに、「がんばって」「がんばらないと動けなくなる」「がんばればまた歩けるようになる」と言う母がこのお母さんと同じだ、と思ったことが一番つよく残ってしまった。 読みはじめて読み終えた頃は、まだ在宅看護がつづくと思っていたし、訪問のお医者さんやケアマネさんとその対応をしていたので、たしかに父のその朝(昼)はあっさりと、、いや、急だったな。 どんなに心がまえをしていても、心がまえっていったいなんなの?と思うくらいそのときは急にやってきて、こちらにとっては「まさか」だった。 やっぱり読み返すのはうんと先になりそうだ。
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たしか、テレビで見てチェック✅していた一冊。 なんか、こう、最近、仕事柄。介護とか死とか気になっていたが、この本読んで、スッキリした、というか、死ぬって当たり前だよなぁと気持ちが楽になった。 幸せな死に方ってなんだろう??
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理想的な看取りだった。 自分事のように心に響く。 この時が来たら、心持だけでもこの本を手本にしたい。 娘2人はやっぱり頼りになると羨ましく、自分を重ねる。 一茶の俳句が章ごとに重みを増す。 こんなに俳句の意味が伝わってきたのは初めて。 一茶、侮れない。句集を読んでみたい。
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老衰で、家で介護され亡くなることは幸せなのだろうか?女たちの時間を犠牲にして。この親の介護は妻や娘がする問題はモヤるなあ…私だったら、家族を犠牲にしてまで家で死にたいだろうか…??死んでいく本人の思いは分からない。介護は何が正解か分からない。それでもあっさりとその日が来て、世界は...
老衰で、家で介護され亡くなることは幸せなのだろうか?女たちの時間を犠牲にして。この親の介護は妻や娘がする問題はモヤるなあ…私だったら、家族を犠牲にしてまで家で死にたいだろうか…??死んでいく本人の思いは分からない。介護は何が正解か分からない。それでもあっさりとその日が来て、世界は変わらない。小林一茶の俳句集、ちょっと読んでみたくなりました。
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