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この部屋から東京タワーは永遠に見えない 集英社文庫
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この部屋から東京タワーは永遠に見えない 集英社文庫

麻布競馬場(著者)

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この部屋から東京タワーは永遠に見えない 集英社文庫

638

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2024/08/21
JAN 9784087446814

この部屋から東京タワーは永遠に見えない

¥638

商品レビュー

3.4

8件のお客様レビュー

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2024/09/12

「東京」という偶像に焦がれ落ちぶれ嫉妬し劣等感を抱く人たちの短編集 着眼点はとても好きなのだが、どこにでもいる顔の見えない人たちのエッセイ集のような感じで、 物語的起伏はほぼなくタッチも近しいので途中で少し飽きてしまった それでも『大阪へ』『大阪から』の連作など光るものを感じる篇...

「東京」という偶像に焦がれ落ちぶれ嫉妬し劣等感を抱く人たちの短編集 着眼点はとても好きなのだが、どこにでもいる顔の見えない人たちのエッセイ集のような感じで、 物語的起伏はほぼなくタッチも近しいので途中で少し飽きてしまった それでも『大阪へ』『大阪から』の連作など光るものを感じる篇もあり この次作が直木賞候補にもなった『令和元年〜』なのにも驚きを感じるので いずれ筆者が腰を据えて書いた長編をしっかり読みたいなと思わせられます

Posted by ブクログ

2024/09/11

Twitter文学と呼ばれる小説は数あれど、真に文学たるのは、この方の作品のみではないかと思う。 東京の標本(昆虫標本でなくてスライスした植物をプレパラートに挟んだようなやつ)のような掌編だと思った。Twitterの文字数制限によって生み出されたリズムは散文詩のようでもある。 ...

Twitter文学と呼ばれる小説は数あれど、真に文学たるのは、この方の作品のみではないかと思う。 東京の標本(昆虫標本でなくてスライスした植物をプレパラートに挟んだようなやつ)のような掌編だと思った。Twitterの文字数制限によって生み出されたリズムは散文詩のようでもある。 妬み嫉み僻みの根本に、ありのままの自分を愛せない諦念がある。上には上がいることは十分すぎるくらいわかっているから、周りを見下すことで相対的に自分を持ち上げながら、何とか水面から顔を出して息をしている。 自由は責任とニコイチだから、自由を謳歌したいなら、過剰な自己責任論のこの国ではノンストップで幸福を発信し続けなければならない。成功しなければ、自由の責任を果たしている証明ができないからだ。 だって慶應だし。だって大手だし。だってビジュいいし。だってバリュー出してるし。 だから、これでいいんだ、と自分に言い聞かせて直視できない何かから目を逸らしている。 その何かとはなんだろう。いったい、なんだろう。

Posted by ブクログ

2024/09/09

感想 自分には何もない。だからこの部屋から何も見えない。楽しくない。いつかは何か変えなければならない。周りに置いて行かれた。もういっか。

Posted by ブクログ

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