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この部屋から東京タワーは永遠に見えない の商品レビュー

3.4

84件のお客様レビュー

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2025/11/09

初めてのタワマン文学購読。幸せの定義とは、年収や家賃、交際費など定量的な指標を高めることにあるのでしょうか。いい大学に入って、いい会社に入る、平成型のサクセスストーリーとその裏にある無数の失敗、挫折、侮蔑。人生の分岐点を振り返り、選択の積み重ね次第では、自分もこうなっていたのかも...

初めてのタワマン文学購読。幸せの定義とは、年収や家賃、交際費など定量的な指標を高めることにあるのでしょうか。いい大学に入って、いい会社に入る、平成型のサクセスストーリーとその裏にある無数の失敗、挫折、侮蔑。人生の分岐点を振り返り、選択の積み重ね次第では、自分もこうなっていたのかも、という共感と恐怖心がこの新たなジャンルに惹き付けられる一因なのかもしれません。

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2025/10/19

Twitterで話題になった短編を纏めたものらしい。 人の嫉妬や欲望がわかりやすく描かれてて、 共感したく無いけど、共感してしまう。

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2025/10/19

Twitterで話題になったショートストーリー集。誰もが一つでも身に覚えのある、感じたことのあるエピソードだらけで、そのどれもが吐き気がするほどリアルで、どこまでも悲哀に満ちてて、心情剥き出しになっててやるせなくなった。と同時にどこか軽くなった気もした。「大阪へ」と「大阪から」の...

Twitterで話題になったショートストーリー集。誰もが一つでも身に覚えのある、感じたことのあるエピソードだらけで、そのどれもが吐き気がするほどリアルで、どこまでも悲哀に満ちてて、心情剥き出しになっててやるせなくなった。と同時にどこか軽くなった気もした。「大阪へ」と「大阪から」のバックトゥバックストーリーが良かった。

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2025/10/12

Twitterにいる、ある程度同じような育ち方をしたロスジェネ世代よりちょい下の人たちの物語。まあ、ロスジェネ世代の私としても共感できる気持ちはわからなくもない。こういう育ち方をして葛藤を抱える感じはわかる。でもSNSと同じで共感してるのは読んでる時だけ、読み終われば全く内容を思...

Twitterにいる、ある程度同じような育ち方をしたロスジェネ世代よりちょい下の人たちの物語。まあ、ロスジェネ世代の私としても共感できる気持ちはわからなくもない。こういう育ち方をして葛藤を抱える感じはわかる。でもSNSと同じで共感してるのは読んでる時だけ、読み終われば全く内容を思い出せない感じでした。なんでだろうね。

Posted byブクログ

2025/10/12

人との比較。なりたい自分。憧れた自分。少しでも人より上にいることで気持ちを落ち着かせたい。そんな人たちの物語。具体的なブランド名や商品名がリアリティーを与えている。成功をつかみたい若者たちを代弁。どうなれば成功者と言えるのか。人間の価値って何だろう?

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2025/10/12

早慶ではないけど私もいわゆるエリートコースの人生なので読んでいて嫌な気持ちにはなる。でもなんだかんだ登場人物みんな成功者じゃないかと思う。大体みんな経済的に豊かだし。ただ自分の捉え方がマイナスなだけに見える

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2025/10/11

読み始めてから「これは、一体何を読まされてるのか?」と感じた。リーダビリティは高くすらすらと読み進めることはできるが、おもしろさが微塵も感じられない。人生において残念ながら、関東には5年程度しか住んだことがなく、東京には詳しくないが、短編の主人公たちはどうやら東京に憧れ上京したが...

読み始めてから「これは、一体何を読まされてるのか?」と感じた。リーダビリティは高くすらすらと読み進めることはできるが、おもしろさが微塵も感じられない。人生において残念ながら、関東には5年程度しか住んだことがなく、東京には詳しくないが、短編の主人公たちはどうやら東京に憧れ上京したが、上手く馴染めていない30歳前後という設定らしい。全ての短編において、主人公たちの思考や感情が終始不快で、共感や同感などはなかった。Twitter文学(何それ?)の先駆者らしいが、どんな読者がこれを評価し称賛しているのか不思議で仕方ない。解説者の作家は、「まるで自分のこと」だと書いてあったのを読むと一定層の読者にはウケているらしい。エンタメ性もなければ、どの登場人物にも共感することなく、読み終わってからは「ようやく終わった」という小さい達成感しか残らなかった。

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2025/09/24

最初は、なんだなんだ~東京に住まう見栄っ張りのこと小馬鹿にした感じの内容か~?(笑)ぐらいのテンションで手に取ったのだけど、一遍読み進めてくうちに胸の内にホントやや黒い染みが広がってく感じだった。 何かを得てるはずなのに、本当に欲しいものは手に入れてないというか。今回の私は虚し...

最初は、なんだなんだ~東京に住まう見栄っ張りのこと小馬鹿にした感じの内容か~?(笑)ぐらいのテンションで手に取ったのだけど、一遍読み進めてくうちに胸の内にホントやや黒い染みが広がってく感じだった。 何かを得てるはずなのに、本当に欲しいものは手に入れてないというか。今回の私は虚しい、って気持ちになった。 それと同時にみんな一生懸命自分で在りたくて必死に生きてるんだよな、って愛しくも思った。 これは作品ではあるけれど、この感じで自分のことを吐露できるのであればそれは羨ましくもあるなと思った。

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2025/09/23

他の本と一緒に新書にて購入した。(私にしては珍しい) 前に「毎日がきらきらした生活を夢見てるなら、それは幻想だよ」と言われたことを思い出させる内容だった。 東京タワーとかタワマンとか港区女子とか、そんなの日常じゃないし、仮にそれが日常だとしたら疲れてしまう。 淡々とした日常に...

他の本と一緒に新書にて購入した。(私にしては珍しい) 前に「毎日がきらきらした生活を夢見てるなら、それは幻想だよ」と言われたことを思い出させる内容だった。 東京タワーとかタワマンとか港区女子とか、そんなの日常じゃないし、仮にそれが日常だとしたら疲れてしまう。 淡々とした日常に幸せを感じることができたら、 平凡が実は一番大切なんだと気付けたら この本の内容を笑って読み流せるのかもしれないなと思った。 それは年を取った頃、という事。 私も物語に出てくる女子のようにマッチングアプリばかりしていた時期があった。 苦い過去となるのか、新たな経験だった、となるのかは自分次第だ。 今は狂ってしまった自分の軸を修正する時期だから焦らずにいきたい。。。 悪い意味で共感するところが多い物語だった、情緒不安定な、ね(笑)

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2025/09/20

超短編が複数織り込まれた作品。 30歳、慶應大学出身者が数多く登場し、自分語りにより、悩みや想いが打ち明けられていく。 基本的に全ての回が各主人公の悩みで、それが特に解決することもないので、悩みを聞かされ続ける感じです。 読後はモヤモヤするのでスッキリしたいです笑

Posted byブクログ