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残照の頂 続・山女日記 幻冬舎文庫
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残照の頂 続・山女日記 幻冬舎文庫

湊かなえ(著者)

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残照の頂 続・山女日記 幻冬舎文庫

737

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2024/08/08
JAN 9784344434080

残照の頂

¥737

商品レビュー

3.8

6件のお客様レビュー

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2024/09/09
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※このレビューにはネタバレを含みます

山女日記の続編。先月、突然登山をしてみたい!とハマったわたしが、登れないことにストレスを感じ、なんとか現実逃避をするために選んだ本が、山女日記だった。このタイミングで、続編を味わうことができるとは。本当にありがたい。 今回は北アルプスの名だたる名峰が舞台となっていて、登山を齧り始めたわたしが現在進行形で憧れている、表銀座縦走と立山の名前にまず胸が高揚した。 登ってみたくて、この夏何度YouTubeで登山vlogを見て胸をときめかせたことか。特に、燕岳と立山は憧れる。この足で踏みしめながら、味わいたいし人生と向き合いたい。 冬場に結婚式を控えていることや、来年には妊娠出産といった現状もあり、2024年は諦めてはしまったが。 このときめきを今はそっと胸に仕舞い込んで、おもちゃ箱に蓋をするような感覚で奥にやった。必ず、山はそこに在るのだから、然るべき時に必ず登れる日が来ると信じているので。 一作目を読んだ時に、「何のために山を登るのか」という、人生を通過している最中では到底出しようもない問いかけが、再びわたしに降りかかってきた。 あとがきの解説を眺めていると、 “どれだけ時間が流れても、山の風景は変わらない。あの日と同じ道を歩き、沢を渡り、同じ花を見て、山頂に立つ。そこにはかつての自分もまた存在していて、「大丈夫、ちゃんと前に進んでいる」と背中を押してくれる。人生に間違いなどなくて、その時、その選択をした自分を責めなくてもいいと教えてくれる。そんなふうに、いくつかの山に、自分を支えてくれる過去の自分がいる。そして今登る自分もまた、この先を生きる自分を支え、励ます存在にきっとなる。山を登り続けるというのは、そういうことなのかもしれない” “女性たちは山を歩きながら過去の自分や、もう会えなくなってしまった人々に出会う。人に頼ることなく、弱音を吐かずに生きてきた自分に、かつての自分が言う。「しんどい時は、そう言っていい」「過去に経験したつらい日々は、つらかったと認めていい」と それが彼女たちにとってどれほどの支えになったか、今ならよくわかる” 人生は、山のようなものだと痛感する。きっとその人によって、標高も違うし地形も様々だ。 ほんのりと淡い愛情で包まれた幼少期の記憶も、様々な感情を振り翳して生きた瑞々しい学生時代の記憶も、ハリネズミのように刺々しく生きていた記憶も、味気ない毎日に安心したり、何も変わらない自分に焦った記憶も… ひとつひとつ、山女日記に登場する数多くの女性たちのように、自分に訪れる物語を味わえるようになっていきたい。そんな強くて優しい女性になりたい。

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2024/09/07

ここに出てきた山に登るのは、もうちょっと無理だと思うけれど、また山を歩きたくなった。そして、一緒に歩きたいと思う人の顔が浮かんだ。

Posted by ブクログ

2024/09/05

湊かなえさんの山女日記series二作品目! 私自身、登山をした事はありませんが、前作の山女日記を読んだ時、機会があれば登りたいと思うものの、本作を読むまでの間 山登りをする機会はありませんでした。 しかし、前作の山女日記を読んで以降、多数の山岳小説には触れてきたような気がしま...

湊かなえさんの山女日記series二作品目! 私自身、登山をした事はありませんが、前作の山女日記を読んだ時、機会があれば登りたいと思うものの、本作を読むまでの間 山登りをする機会はありませんでした。 しかし、前作の山女日記を読んで以降、多数の山岳小説には触れてきたような気がします! 馳星周さんや下村敦さんの作品が良作だったと記憶しております!!! ぜひ次の山女日記が刊行されるまでは山登りしてみたいと思います!!! 後立山連峰:喫茶店を営む女性が常連のお客さんと五竜山に登る。女性にはとある後悔があった・・・ そして、途中から主人公は常連に入れ代わる、この常連にも山への想いと人生の悔いがあった・・・ 北アルプス表銀座:音大生達が山に登る、何かを確認し合う為に彼女達は一歩一歩登っていく・・・ 立山・剱岳:母娘で山に登る、娘は母に許しを乞う為に、母は娘の事と過去を考えていた 武奈ヶ岳・安達太良山:久々の【往復書簡】もの!湊かなえの真骨頂といった感じです!!!青春時代とこれまでの人生を振り返りながら女性達が山に登る!!! 取り敢えず山は大概の事は許してくれる! 小さな事で悩んでいる人は山へ登って、美味しいモノを食べたくなる小説です!!!

Posted by ブクログ

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