商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2024/07/18 |
JAN | 9784065343869 |
- 書籍
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動物城2333
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動物城2333
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3.7
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動物は人間と並ぶ知能を得て独立を試みるが、人間はそれを受け入れずに戦争を起こした。 長く続いた戦闘の後、西暦2333年、動物と人間との間は冷戦状態にある。 動物王国の首都・動物城一番の探偵・ブレーメンのもとに、ワニのネロ将軍がやって来た。 人類から派遣された大使が殺害されたとい...
動物は人間と並ぶ知能を得て独立を試みるが、人間はそれを受け入れずに戦争を起こした。 長く続いた戦闘の後、西暦2333年、動物と人間との間は冷戦状態にある。 動物王国の首都・動物城一番の探偵・ブレーメンのもとに、ワニのネロ将軍がやって来た。 人類から派遣された大使が殺害されたという。 いち早く真犯人を見つけ、正しい手はずで公表しなければ、新たな戦争につながりかねない。 ブレーメンはカエルのアグアとともに不可解な事件の調査に乗り出す。(Amazon Booksより) なんだか寓話みたいだなって思ってたら寓話でした ロバの探偵ブレーメンはとんでもない博識で正義感に溢れ思慮深い古き良き時代の探偵像そのもので、特異な設定の本格推理ものかと思いましたが、推理ものとしては破綻しまくっています 読者には絶対解き明かせない謎が多すぎるからです (いや、伏線はありまくりだったのでとんでもない空想力の持ち主なら解き明かせるかも) ただ、動物たちの世界を舞台にした探偵物語という設定を借りた寓話として捉えたならば、素晴らしい物語でした 動物世界の中で起きた事件を解き明かす過程で、動物世界にある様々な問題が浮かんできます そしてそれは人間世界を映す鏡でもあったのです 動物世界を通して世界が目指すべき道筋を示す そんな物語でした 平和とは互いの生命を尊重し合うことから生まれるものなのです
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動物好きとして表紙に惹かれて読破(^^) 中国の作者さんが書いてる?ということで要所要所で中国っぽい漢字の使い方が出てきますが個人的には全然気にならなった。逆に独特なキャラ名の人が結構いたように思えたので新鮮な気持ちで読み進めることができました。 気に入った点として深くは描かれてはいなかったですが、知能を得た動物VS人間という構図を上手く使っている。それでいて実際には人間がほぼ登場しない!そして知能を得たからこそ人間っぽくなってしまっている動物達の苦悩も描けている(動物の種類で下に見るような感じ)。こういった話は~という国があって…~という戦いがありましたと記号だけで世界観を広げる手法が多いですが、この作品はちゃんとミステリー要素に全振りしてくれて有り難かった。 探偵のブレーメン(ロバ)と助手のアグア(カエル)のホームズとワトソンとはまた違った相棒感も良かったですしブレーメンの推理披露場面も犯人を貶める追い詰め方ではなく「どうしてこうなったのか!!」と心情に訴えかけるのがイイね。 トリック(というか伏線回収)に文句がない…ちょっと胸にくるオチではありましたがこの事件を経て動物と人間がどこまで歩み寄れるのか気になるところでした。
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動物たちが知能を得て人間と対立している世界。冷戦状態を打開すべく人類から派遣された親善大使が殺されてしまう。いち早く事件を解明して公表しなければ戦争勃発につながるとして、探偵ブレーメンが呼ばれて捜査することに… 動物がみんな共存しているという設定が面白いものの、知性と本能のバラン...
動物たちが知能を得て人間と対立している世界。冷戦状態を打開すべく人類から派遣された親善大使が殺されてしまう。いち早く事件を解明して公表しなければ戦争勃発につながるとして、探偵ブレーメンが呼ばれて捜査することに… 動物がみんな共存しているという設定が面白いものの、知性と本能のバランスは大丈夫かなという気はする。 前半の尋問の段階は少し冗長な感じがしたが、後半で真相が明らかになってくると俄然面白くなった。動物の特徴を生かしているストーリー。 個人的にはカエルが好きなので、探偵助手アグアの活躍がよかった。でも最後に出てきたアグアの彼女にはびっくり。アグア大丈夫なんだろうか。
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