商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 国書刊行会 |
発売年月日 | 2024/07/12 |
JAN | 9784336074201 |
- 書籍
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五本指のけだもの
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五本指のけだもの
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商品レビュー
4.5
3件のお客様レビュー
ハーヴィー怪奇小説集。読んだことのある作品は「炎暑」だけなのですが、これはやはり大傑作。 タイトルだけ見たことのある「五本指のけだもの」、表紙から何となく想像しましたがやっぱりそういうことか。怖いといえば怖いのだけれど、どこかしらコミカルでもあります。ちょっと「アダムス・ファミリ...
ハーヴィー怪奇小説集。読んだことのある作品は「炎暑」だけなのですが、これはやはり大傑作。 タイトルだけ見たことのある「五本指のけだもの」、表紙から何となく想像しましたがやっぱりそういうことか。怖いといえば怖いのだけれど、どこかしらコミカルでもあります。ちょっと「アダムス・ファミリー」のあれを思い出すと、可愛くも思えてくるかもしれませんが。 「ミス・コーニリアス」が何とも不気味な感じで好きな作品。「道具」も主人公の置かれた不安定さがたまらなく嫌だなあ。
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ハーヴィーの怪奇小説を9編収録。傑作は「炎暑」「五本指のけだもの」。何回読んでもぞっとする。看護するうちに生気を奪われる「ミス・アヴェナル」小説家がある日思いついたテーマを執筆しようとした瞬間起こる奇妙な偶然「追随者」が特に良かった。
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「炎天」(本書では「炎暑」)の印象が強いので、他の作品は大したことないように見えてしまうのでは.との先入観があったが、それとは異なる印象の作品で面白いものが幾つか載っていて楽しめた。いちばん気に入ったのは自然(地形?)の設定も独特な「ミス・アヴェナル」、謎のコンビの姿が目に浮かぶような「追随者」かな。「ピーター・レヴィシャム」は好きというのとは少し違うけど、救いを3度拒むという象徴的な筋書きと、ふしぎが平然と日常に差し込んでくる感じがモダンで印象的だった。
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