「性格が悪い」とはどういうことか ダークサイドの心理学 ちくま新書1806

小塩真司(著者)

• 販売会社／発売会社: 筑摩書房
• 発売年月日: 2024/07/10
• JAN: 9784480076311

商品レビュー

2024/11/13

タイトルと中身が合ってないような。「性格が悪い」話はあまりしていなくて、「ダークな性格」、つまりマキャベリアニズムみたいな性格特性についての研究の話。心理学の研究って色々進んでるんだね。
性格は複雑な要素で決まるから良い性格特性だけを高めようとしても難しい。でも環境の変化や加齢で性格は変わるそうだし、自分も金輪際ずっと性格ブスのままとは限らないなって希望を持てた

2024/11/07

ダークな性格が存在し続ける理由が印象に残っている。
「性格が悪い」と言ってしまえばそれまでだが、様々な要因が絡み合って悪いとされるダークな性格が形成されていることが理解出来た。また、それが現在まで存在し続けていることの意味も勉強になった。
一般教養として心理学に多少触れた程度の知識しか無かったが、読みやすく、サクサク読めた。心理学の研究がどのように行われているのかを知るのにもオススメかも。

2024/11/02

X上でフォロワーさんが紹介されてて気になった本。

本書は、心理学面から性格が悪いと考えられるタイプをマキャベリズムやナルシシズムなど複数挙げ解説していく。
心理学のアプローチや話の内容から少し読むのが大変にも感じたが、環境から来るのか遺伝から来るのかといった話も含めて興味深く感じた。

性格が悪いということについて、接する側としてあまり良い印象は持てないが、VUCAの時代に、こういった人達が表に出やすくなること、多様性という面からこういった人達も存在することは意味があるというのは、確かにそうかもなとは思った。