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彼岸花が咲く島
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彼岸花が咲く島
¥792
在庫あり
商品レビュー
3.9
11件のお客様レビュー
重い作品を読んだ後だったのでちょうど良い長さだった。島の自然と、女性が力強く生きている様子があって好感を持った。表現も嫌味を感じない。 彼女の中にはマイノリティの隔たりという大きなテーマがあって、読者に伝えたい事が明確であると思った。
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ニホン語、女語、ひのもとことばが入り混じり、はじめは読みにくさも感じるが、次第にスムーズに読めてくる。それこそがこの物語の主題とも繋がるのだろう。 言語は思想と繋がる。ジェンダー、国、歴史、様々な力の配分が物語世界を築く。 「小説」の力を思い知らされた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
芥川賞の作品って難しい。 帯以外の前情報なしで読み始めて え?これフィクション、、?だよね??と考えながら読み進めた。 ノンフィクションの文化なのか?と思わされるほど精巧な設定だった。 それにしては奇妙な言葉と文化だなと、半分くらいまでは上述がしっくり来ず、淡々と読み進めてなかなか感情移入や腹落ちがしなかった。 けれど表現力が豊かで情景は安易に浮かんだ。 半分を超えたあたりから漸く物語が見えてきて 性差(珍しく女性に力があるパターン)、 文化の継承(規律を守って伝えていくのか) 同性愛、いろんなテーマが組み込まれていていき、どういった結末を迎えるのか楽しみになる本だった。 きちんと締められていて読み終わった後は清々しい気持ちになれた
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