商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2024/07/05 |
JAN | 9784022651617 |
- 書籍
- 文庫
朔が満ちる
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朔が満ちる
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商品レビュー
4.2
6件のお客様レビュー
それぞれ違った苦しみを経験した2人だからこそ、分かり合える何かがあるのだと思う。確実に。 自分が経験した嫌な出来事を、自分の子供には経験させたくないってものすごく共感だなあ。
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主人公の横沢史也の父親は、普段は物静かな性格なのだが、酒が入ると人格が豹変し、母親と息子の史也に暴力を振るっていた。 3歳年下の妹の千尋は、極度の恐怖からか原因不明の視力がなくなる症状が出てしまう程に、家庭は既に崩壊していた。 しかし母親はじっと耐えているだけで、子供二人を何とか...
主人公の横沢史也の父親は、普段は物静かな性格なのだが、酒が入ると人格が豹変し、母親と息子の史也に暴力を振るっていた。 3歳年下の妹の千尋は、極度の恐怖からか原因不明の視力がなくなる症状が出てしまう程に、家庭は既に崩壊していた。 しかし母親はじっと耐えているだけで、子供二人を何とか守ろうとする姿勢は見えなかった。 史也はそんな母親に不信感を抱きつつも、父親の暴力から弱い母親と妹を守らなければと、子供ながらに使命感を感じていた。 ある日、父親の酷い暴力に反抗した史也は、その後に母親の姉宅で生活することになる。 その理由は、14歳以下の犯罪は罪を逃れることができるということを知っていた史也は、薪割りに使っていた斧を手にして父親に向かったことにあった。 父親は無事だったが、史也が幼少の頃からただ一人心を委ねることのできるのが叔母だったこともあり、生活環境を変える方法がとられたのだ。 叔母は高校を出た後には東京の大学へ進学し、少年期の出来事はは総て忘れ去り、新たに東京で生きろと史也を諭す。
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まずこれだけ言わせてほしい。 なぜ単行本の書影ままにしなかったーーーー! あの真っ赤な背景に斧一本。 衝撃的な書影だっただけに残念。 少し久しぶりの窪美澄さん。 今回は自分と作品のジャンルが相性悪かったなぁぁ 毒親。暴力が日常茶飯事の父親の元に生まれた主人公。 生みの親に捨てられ...
まずこれだけ言わせてほしい。 なぜ単行本の書影ままにしなかったーーーー! あの真っ赤な背景に斧一本。 衝撃的な書影だっただけに残念。 少し久しぶりの窪美澄さん。 今回は自分と作品のジャンルが相性悪かったなぁぁ 毒親。暴力が日常茶飯事の父親の元に生まれた主人公。 生みの親に捨てられて施設で育ったヒロイン。 "私たちは同じ"みたいなセリフ、 この背景で言われてしまうとどうしても安っぽく感じてしまうのよ…(これは完全に個人の意見)。 勿論救いのあるお話でしたが、 史也と梓は最後の最後まで同志以上恋人未満でいて欲しかったな〜共感性が無いとなかなかハマれない。
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