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左利きの歴史 ヨーロッパ世界における迫害と称賛
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左利きの歴史 ヨーロッパ世界における迫害と称賛

ピエール・ミシェル・ベルトラン(著者), 久保田剛史(訳者)

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左利きの歴史 ヨーロッパ世界における迫害と称賛

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社
発売年月日 2024/06/27
JAN 9784560092996

左利きの歴史

¥3,960

商品レビュー

4.3

4件のお客様レビュー

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2024/11/11

左利きが、軽蔑され、受容され、称賛されて来た「ヨーロッパ社会の」歴史。 まさに、それだけ。 そもそもなんで左利きが「邪悪」とされたというところの考察はあっさりしている。 もちろん、「邪悪」と定着させたのは、キリスト教の教え。 それでもまあ、行動に制限があったわけではなかったのだ...

左利きが、軽蔑され、受容され、称賛されて来た「ヨーロッパ社会の」歴史。 まさに、それだけ。 そもそもなんで左利きが「邪悪」とされたというところの考察はあっさりしている。 もちろん、「邪悪」と定着させたのは、キリスト教の教え。 それでもまあ、行動に制限があったわけではなかったのだが、右利きに矯正までされるようになったのは、公教育が広まった近代になってからだった。 その中で一部才能のある人がむしろ左利きを「売り」にもして来た。主に芸術の分野。 まあそんなアホな理屈は当たり前のように駆逐されていくのだが、その、大きな転機になったのが、第一次世界大戦で右腕を失った、大量の人たちだったという。 歴史を辿るだけで、ちょっと本としての展開は乏しい。 分厚いのだが、同じテーマについての具体例が無駄に多い感じで、このテーマについて勉強したい人には役に立つのかな。

Posted by ブクログ

2024/08/25

まず、「左利きを矯正されたor矯正されかけた」経験のある人は、読んでいて気分が悪くなるかもしれない。あの不愉快な体験の背後にあった、もっと不愉快な偏見に気付かされるからだ。 身近なマイノリティであり、近年ではただの個性として受け止められている左利き。けれども、寛容ではない時代が確...

まず、「左利きを矯正されたor矯正されかけた」経験のある人は、読んでいて気分が悪くなるかもしれない。あの不愉快な体験の背後にあった、もっと不愉快な偏見に気付かされるからだ。 身近なマイノリティであり、近年ではただの個性として受け止められている左利き。けれども、寛容ではない時代が確かにあった。 アンコンシャス・バイアスを身近な事例で知る、いい教材になるかもしれない。

Posted by ブクログ

2024/08/23

読了。自分が思っていたような意味で左利きの人たちが迫害されて右利きに強制されていた期間は意外に近年のことでありったようだ。また、左利きの天才と言われる人たちが実際に左利きだったかというと、作品から類推可能な画家を除くとかなり怪しいと言うのも気をつけたほうがいいと思った。

Posted by ブクログ

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