商品詳細
内容紹介 | //付属品~ポストカード3枚付 |
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販売会社/発売会社 | 二見書房 |
発売年月日 | 2024/06/26 |
JAN | 9784576240626 |
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赤と白とロイヤルブルー コレクターズ・エディション
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赤と白とロイヤルブルー コレクターズ・エディション
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LGBT Q +とか…シスヘテロ(主に女性)が書いた、いわゆる「BLもの」とは一線を画する…と思う。 初めは、文庫版を読んだのだが、コレクターズエディションには「その後の5年間」の物語りが追記されていて…映像化も続編がある、というので、そちらも読んだ。 アメリカ合衆国初めて...
LGBT Q +とか…シスヘテロ(主に女性)が書いた、いわゆる「BLもの」とは一線を画する…と思う。 初めは、文庫版を読んだのだが、コレクターズエディションには「その後の5年間」の物語りが追記されていて…映像化も続編がある、というので、そちらも読んだ。 アメリカ合衆国初めての女性大統領の息子、アレックスと、イギリス王室のプリンス、ヘンリーとの恋愛…というと、突拍子のない設定で、現実味のないラブロマンス…と思いがち。確かに、ラブコメとして、その部分は外していない…けれども、決してそれだけではない…ところが、この本のキモでもあると思う。 初めは2人の出会いから、からかい程度の付き合いに、、、そして、アクシデントからの急接近、やがて、アイデンティーを揺るがす葛藤へ、そして、最も大きな試練が…2人の底力が試される…その局面での闘い方が、素敵だと思う。 特にヘンリーだ。 「王室」という場に生まれた自分の宿命との闘いが、一気に加速し、成長し、生まれ変わるところに、彼の人間性が見えて…シンプルに、誰かを心から愛することは、人間的な成長をもたらす、ということを再確認させてくれる。 とにかく、忙しいばかりの日常に疲れた時に、また、同じような苦しみを抱えている人に…スッと入り込んで、さわやかな風を運び、幸せな余韻を残してくれる…そんな物語りだと思う。 Amazon primeで映像化作品を見たが、2次創作でえることを考えて、設定や登場人物が違っていても、主人公のお二人はとでチャーミングだし、アレックスが会見するラストでは、原作よりも、むしろこちらの方がストレートに迫ってくる感動がある。 昨今、原作と二次創作の問題がしばしば取り沙汰され、自分も、映像化されてものがあれば見るタイプなので、そのことは常に頭にあったのだが、、、全くの別物…とまでは突き放せないと思う。 その点を鑑みても、映像化という、何かと制限の多い中での、この作品は、とても良いと思った。 特に、ヘンリーを演じたガリツィンは、ロシア貴族の末裔らしいので、そのへんは興味深く、また、出演作5本のうち、5本ともが、なんらかのマイノリティを演じている…ということから、彼のそういったものへの理解や認識も深いのでは、と思う。 活字の世界も、映像の世界も、どちらも「happyな気持ちになる」という点では最高点だと思う。 ちなみに。 映像作品の中では、ヘンリーがアレックスの香水を「ニューヨークの香水?」と問う場面がある。字幕ではそう訳しているが、英語では「SANTAL33?」と銘柄を聞いている。。。香水の銘柄を、嗅いだだけでわかる、というのは、相当だな、と。 ちょっと、「SHERLOCK」を思い出した。 彼も、殆どの銘柄を嗅ぎ分ける…同じイギリス人だ。 それはそうと、そのSANTAL33は、確かにNYのLE LABOというブランドの香水で、実際に買ってみた。ヘンリーが「いいセンスだ」と言う、その香りとは?と興味があって。 とても、素敵だ。 ユニセックス…とはあるように、確かに中世的だとは思う。ベースはウッド系で、少しスモーキーな感じ。ほんのり柑橘系が入る。トップノートは、渋めのスモーキーさが際立つけれど、ミドルでは、ウッドの爽やかさが感じられて、ラストノートは、逆にバニラのようであっても、しつこくない甘さが残る。。。 ふーん、、、ヘンリーとアレックス、どちらにも似合う香りだなぁ、と思った次第。 早く、アマプラの続編を見たいです。
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