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貴女。 百合小説アンソロジー
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貴女。 百合小説アンソロジー

アンソロジー(著者), 青崎有吾(著者), 織守きょうや(著者), 木爾チレン(著者), 斜線堂有紀(著者), 武田綾乃(著者), 円居挽(著者)

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貴女。 百合小説アンソロジー

1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 実業之日本社
発売年月日 2024/06/27
JAN 9784408538570

商品レビュー

4.1

26件のお客様レビュー

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2026/08/02

武田綾乃「恋をした私は」★★★ 父の再婚相手への感情の動きは秀逸。ただオチが動的すぎるので、最後まで感情の機微にフォーカスした静的な展開の方が好みではある。報われない友人を配置する残酷さはとても著者らしくて好み 円居挽「雪の花」★★ 女性同士の連帯を描いた作品。タイトルの雪の花...

武田綾乃「恋をした私は」★★★ 父の再婚相手への感情の動きは秀逸。ただオチが動的すぎるので、最後まで感情の機微にフォーカスした静的な展開の方が好みではある。報われない友人を配置する残酷さはとても著者らしくて好み 円居挽「雪の花」★★ 女性同士の連帯を描いた作品。タイトルの雪の花は雪の下で耐え抜きながら咲くときを待つ花の比喩か。倒叙サスペンスだが、ちょっとヒネリが弱い印象 織守きょうや「いいよ。」★★★ 良くも悪くも百合マンガの短編らしい一作。タイトルとラストシーンへの帰着はベタながら好み。挿絵効果か、著者の短編集で読んだときよりも面白かった 木爾チレン「最前」★★ アイドルという設定に依拠しすぎな感あり。短歌とか、もう少し描写することでテーマが深まりそうな要素はあるだけに残念。ラストの飛翔を夢見る幸せな未来予想図は墜落しながらの白昼夢との対比に感じたが 青崎有吾「首師」★★★★★ 戦国時代を舞台にした時代もの。主人公の首師という設定が白眉。坂口安吾「夜長姫と耳男」のような芸術観に迫った一作。醜いものを表現することに人間の本性を見るという主人公が真に美しいものを表現することの葛藤に苦しむ描写は露悪的な現代エンタメへのアナロジーと解釈できる。美醜という規範への超越は社会という桎梏からの逸脱であり、此岸から彼岸への価値観の変転は見事。醜悪を描き消費するのがたやすいこの時代において真に美しいものを描こうと表明する心の動きそのものが美しい 斜線堂有紀「最高まで行く」★★★★★ 恋人だったという嘘から始まる、記憶喪失の先輩と後輩(私)の恋愛劇。全編を通して軽いノリのモノローグとは対照的な薄氷を踏むような不安と罪悪感に満ちた作品。読んでいて緩急や温度差がとにかくすごい。急にナイフで刺してくるみたいな。今どきの軽い語りと地獄のような激重感情との対比はさすが。とにかく本アンソロジーで一番の傑作。  記憶喪失により理想の先輩というペルソナを外した貴女は私が好きだった貴女と同一なのかという存在をめぐる不安、他者からの愛情を受けながらも搾取だけをして呪いのように縛りつける好意というものが持つ非対称性、これらの内省的な問題が軽い語り口ながらも心を抉るようにして描かれ、それでいて短編としてツイストの効いたプロットが見事という奇跡のような作品。テーマ、構成ともに隙がなく完璧。著者としては珍しい(?)文句なしのハッピーエンドであることも最高。『貴女。』というタイトルを冠したアンソロジーの掉尾を飾るにふさわしい至高の一作。斜線堂有紀の先輩/後輩による変な会話はいつもながらお見事

Posted by ブクログ

2026/05/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

百合を摂取したくて&好きな作家さんを発見したくてアンソロジーを読む。6本全部よかった! 「恋をした私は」のラストがゾワっとして好き。好きな人を手に入れるために親でさえ手にかけるんだ。そして自分に向けられる好意には気付いてないところが罪だな〜と。 「雪の花」見知らぬ女に救われて、それが次へとまた連鎖していく。ミステリ色強くておもしろかったです。 「いいよ。」恋人のフリから始まったふたりがフリじゃなくなっていくのがかわいかったです。ストレートかわいい百合だったかも。 「最前」アイドルを救ってくれるのはいつだってファンなんだ。 「首師」首を作る職人と囚われの姫様の話。命を失うことよりもつらいことがこの世にはあるんだろうな。 「最高まで行く」斜線堂先生らしい軽やかな筆致だけど酷い話でやっぱり好きだ〜になりました。記憶喪失という装置の使い方がうまい。

Posted by ブクログ

2026/05/14

青崎有吾さんの話が読みたくて手に取る。 生首を作る首師という特殊な職業の話。城主でもある姫への恋愛と首師への矜持が天秤に乗る話で面白い。

Posted by ブクログ

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