商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 創元社 |
発売年月日 | 2024/06/17 |
JAN | 9784422215532 |
- 書籍
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物語のかたり方入門
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物語のかたり方入門
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サブタイトルにあります「ナラティブ」についての本でした。ナラティブとは、「物語のかたり方」です。つまり「ナラティブ入門」ですね。 わたしは知らなかったんですけど、ストーリーとプロットを組み立てること、つまり「物語のつむぎ方」と、そのプロットを物語としてうまく語る技術はまったく...
サブタイトルにあります「ナラティブ」についての本でした。ナラティブとは、「物語のかたり方」です。つまり「ナラティブ入門」ですね。 わたしは知らなかったんですけど、ストーリーとプロットを組み立てること、つまり「物語のつむぎ方」と、そのプロットを物語としてうまく語る技術はまったくの別物だそうです。 だから、著者のエイミー・ジョーンズさんは自著の『物語のつむぎ方』を読めとおっしゃいます。(商売上手です) とういうことは、ビジネスのための物語をつくりたい、小説を書きたい、映画を撮りたいみたいなひと向けなんでしょうか。 だから、ブクログで小説のレビューを投稿されるみなさんや、わたしは、物語の作者に導かれ不信感を持つことなく物語に没入していけばよい読者なので、ナラティブ入門は必要のないものなのかもしれません。 そうであっても、わたしは、語りの科学である「ナラトロジー」が存在することがしれてよかったです。 これまでわたしは、小説を読むときに「どういう感情を、なぜ抱いたのか」を意識していました。それに加えて、これからはナラティブの簡単なポイントについても意識しようと思います。 まあ、意識せずとも、誰でも小説を読めば必ずチェックすることではあるんですけど。項目だけメモしておきます。 ・語り手は誰か ・見ている視点人物はだれか、焦点や視点はどこにあるか ・ナラティブの構造(並びや流れ)はどうなっているのか ・ストーリーはどのような様式か(注目すべきは説明、描写、アクション、会話、思考) 思考のところで、自由間接話法、とかでてきます。原文英語だからか、このあたりは難しいと感じました。。 60ページしかない薄い本でしたが、小説を含む物語について、まさかの「ストーリー」とその「かたり方」は別々のものであることや、「かたり方」のポイントを知ることができてよかったです。
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