魔法使いたちの料理帳(Ⅲ)

オーレリア・ボーポミエ(著者), 田中裕子(訳者)

• 販売会社／発売会社: 原書房
• 発売年月日: 2024/06/11
• JAN: 9784562074228

商品レビュー

2025/12/18

図書館
これも『しっぽ学』と同じコーナーで発見。登場する話は9割以上知らないけど、おもしろい！材料が「魔女●人分」だったり、作り方に「ドラゴンにお願いしてオーブンを熱してもらう」とか、物語に合わせて、ハリポタなら（全く知らないけど）「セクタムセンプラ（切り裂け）の呪文を使う」なんてのがあったりと読んで楽しいレシピ。「ガリア人のプディング（ヒ素無配合）」とはブラックだなぁ。「ハンド」はすごい。
難易度はかなり幅広いイメージ。
オーブンがなくて作れないけど、パヴロヴァはこの本みたいな1人サイズが良さそうだ！

2025/06/03

借りたもの。
『魔法使いたちの料理帳』( https://booklog.jp/item/1/4562056282 )、『魔法使いたちの料理帳 II』( https://booklog.jp/item/1/4562058609 )に続く第３弾。
とにかく美しい写真を見て(作って食べては二の次で)満足する。
著者はもう出さないと思っていたようだが、全世界がロックダウンという強制おうち生活を余儀なくされたCOVID-19……コロナ禍を経て、こうして続編が出版。
閉塞的な空気の中で楽しみを見出したかった、あの時だったからこそ、ファンタジーの重要性を強く意識されたのだと思う。(素人がこの本のメニューを写真のように華やかに再現できると思えないけど)
何か急に凄く見栄えがするレシピが出てきたな…と思ったら、‘人気パティシエールのナッシラ( https://troiscoeursgourmands.com/ )が本書の『ウェンズデー』と『フランケンシュタイン』のために作品を創作してくれることになった(p.15)’との事。
裏表紙にあるグラニー・アダムスの〈ハンド〉に驚愕。
レシピを見るとゴム手袋を使っての型取り…なるほど！
今回もお菓子メイン。

2024/09/07

過去作に引き続き、写真や料理の出来栄えは素晴らしいものの、やはりレシピを創作作品の世界観で表すところに強い読みにくさがあり、また二次創作作品を見るような居心地の悪さを感じてしまう。
もう一歩本格的に踏み込めたら良いのだが。