商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | あすなろ書房 |
| 発売年月日 | 2024/06/05 |
| JAN | 9784751532041 |
- 書籍
- 児童書
遠い野ばらの村
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遠い野ばらの村
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
『遠い野ばらの村』 安房直子 文 高橋和江 絵 【安房直子絵ぶんこシリーズ】からの一冊です。 ”こころがぽっとあたたかくなる、やさしい童話集。” 少し前に読んだ『ひぐれのお客・初雪のふる日』の表紙は少し暗めな色彩でしたが、こちらは淡いピンク色の色彩が可愛らしく、野バラの香りま...
『遠い野ばらの村』 安房直子 文 高橋和江 絵 【安房直子絵ぶんこシリーズ】からの一冊です。 ”こころがぽっとあたたかくなる、やさしい童話集。” 少し前に読んだ『ひぐれのお客・初雪のふる日』の表紙は少し暗めな色彩でしたが、こちらは淡いピンク色の色彩が可愛らしく、野バラの香りまで届いてきそうです。 あらすじを少しだけ、ご紹介させてください。 谷間の小さな村で(小さな)雑貨店をひらいて、ひとりで暮らしているおばあさん。お店にやってくる人たちに、まるで本当のことのように、空想のむすこや孫の話をします。(話しているおばあさんの方も、本当に孫がいるような気持になっていました。) そんなある日、お店におばあさんの空想していたとおりの娘があらわれますー。 「わたし、お父さんのおつかいで、野ばらの村からきました。名まえは、千枝っていいます。」 嬉しくてふっと涙が出そうになるおばあさん。「よくきてくれたねえ。」とあがっていくよう進めますが、娘は「今夜のうちに、帰らなきゃいけないの。」と首を振ります。そしてお父さんがこしらえたという石鹸(野ばらのせっけん)をお店に置いてくれるよう頼みます。びっくりするほど安い値段ですが、「それで、じゅうぶん、ー。一週間たったら、集金にきますからー」と、ゆっくりしていって欲しいおばあさんでしたが、娘は急いで帰ってしまいます。 さぁ、突然あらわれた娘の正体は?ひとりぼっちだったおばあさんに起こった、心温まる、ちょっぴりふしぎなお話です。(*´ω`*) 高橋和枝さんの優しいイラストに、思わず温かな涙が溢れそうになりました。 じんわりと心が温かくなる一冊です。おすすめです。(*´︶`*)
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- ネタバレ
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谷間の小さな村で雑貨屋を開いているおばあさんは、ずっと一人暮らしなのに息子や孫の話をする。 誰もが知っているけれど話の邪魔はしない。 ある日、少女がひとりでやってきて、お父さんが作ったせっけんを置いていく。 孫娘が来たことが嬉しくてみんなに話したい。 村の人は美しいせっけんを次々と買っていき、20個あったのが全部売れてしまった。 1週間後に来ると言ってた孫娘のためにおはぎを作ろうと用意してると弟を2人連れてやってきた。 一緒に作って食べて、眠くなり朝になるといなくなっていた。 やっぱり、そうだったのね。と あれから来なくなり、村の子どもがしゃぼん玉で遊んでいる声を聞いたおばあさんが、誰かの呼ぶ声に走って行くと… 会えたねえ。 三匹のたぬきが小さな木の橋に腰かけていた。 淋しさを気にかけるように現れたたぬきの優しさに心がほんわりと温かくなる。 ばらのにおいがするせっけん、また持ってきてあげて…と言いたくなった。
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