商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
| 発売年月日 | 2024/06/05 |
| JAN | 9784569903880 |
- 書籍
- 文庫
世界の今を読み解く 政治思想マトリックス
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世界の今を読み解く 政治思想マトリックス
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商品レビュー
3.8
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読書ノート:https://note.com/futen_seisuke/n/n3bb496b5c7d1 「保守」vs.「リベラル」は、もう古い! カリスマ予備校講師、歴史系YouTuberである著者が、マトリックス図を使って複雑な世界の政治対立をシンプルに整理する。 「朝日新聞は、左がかっている」とか、「産経新聞は、右寄りだ」と、よく言われます。 どうやら、政治思想を説明するうえで、もっともベーシックな対立構造が、「右派」VS.「左派」ということのようです。 そもそも政治思想において、何が「左」で、何が「右」なのでしょうか? アメリカの二大政党は、「右」の共和党と「左」の民主党です。 共和党は北部の大資本家の支持をバックに成立し、これに対する民主党は労働者の政党として、社会保障政策や労働者保護法の制定など、弱者の側に立った政策を実施してきた――と世界史の教科書には書いてあります。 歴史的には、これは間違いではありません。 ところが、2016年のアメリカ大統領選挙では、「右」と思われてきた共和党のドナルド・トランプが「アメリカ人の雇用を取り戻す!」と訴え、もともと民主党支持だった労働者層の支持を受けて当選しました。 民主党と共和党の役割が、入れ替わったようにも見えます。 同じような現象がヨーロッパ諸国でも起こり、「右」と思われてきた政党が大躍進しています。 いったい何が起こっているのでしょうか? ここまで複雑になると、「右」か「左」かという一次元の直線では説明がつかなくなります。 x軸にy軸を加えた座標軸を考案したのは哲学者であり数学者のデカルトですが、x軸を経済的自由、y軸を政治的自由として、政治思想を二次元座標で表現したのが、米国の政治学者デイヴィッド・ノーランです。 本書では、この「ノーラン・チャート」を応用して、さまざまな時代、さまざまな国の政治思想のせめぎ合いを、「政治思想マトリックス」として示していきましょう。 複雑に見える世界の政治対立が、実はシンプルなものなのだと、はっきりわかるはずです。 【目次】 ●第1章:ナショナリズムとグローバリズムの「シーソーゲーム」 ●第2章:「米中冷戦」の思想史と強いロシアの復活 ●第3章:「超国家EU」崩壊の序曲 ●第4章:グローバル化するイスラム革命 ●最終章:敗戦後日本の政治思想史と未来 ※本書は、2020年11月にPHP研究所から刊行された『世界の今を読み解く「政治思想マトリックス」』を改題し、加筆・修正したものです。
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世界はなぜ分断されるのか。茂木誠はその疑問に地図と軸を与える。 右派・左派という単純な図式を超え価値観や歴史観の座標軸に各国の思想を配置すれば対立の構図が浮かび上がる。保守と革新、自由と平等、伝統と変化。その交差点に我々の立ち位置も問われているのだ。 混迷の時代に必要なのは正...
世界はなぜ分断されるのか。茂木誠はその疑問に地図と軸を与える。 右派・左派という単純な図式を超え価値観や歴史観の座標軸に各国の思想を配置すれば対立の構図が浮かび上がる。保守と革新、自由と平等、伝統と変化。その交差点に我々の立ち位置も問われているのだ。 混迷の時代に必要なのは正義を振りかざすことではなく他者の座標に耳を傾ける想像力だろう。
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国や個人の考え方を、保守orリベラルではなく、グローバリズム・大きな政府orナショナリズム・小さな政府に分けて解説されていて、なるほどと思うところが多い。 トランプとプーチンはナショナリスト同士だから仲が良いのね〜、みたいな感じ。勉強になりました。
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