商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 雷鳥社 |
発売年月日 | 2024/05/24 |
JAN | 9784844138044 |
- 書籍
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また猫と
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また猫と
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猫歌人による、猫の挽歌集。 短歌に興味がなくても、猫好きなら必読の一冊。 何度読んでも泣けます。 最初の一首がまず沁みます。 <わかるなよ あなたにわかるかなしみはあなたのものでぼくのものではない> <飼い主が猫に望んでよいことはもはや長生きだけであること> <不謹慎...
猫歌人による、猫の挽歌集。 短歌に興味がなくても、猫好きなら必読の一冊。 何度読んでも泣けます。 最初の一首がまず沁みます。 <わかるなよ あなたにわかるかなしみはあなたのものでぼくのものではない> <飼い主が猫に望んでよいことはもはや長生きだけであること> <不謹慎かもしれないが猫の死はひとのそれよりこたえてしまう> <僕よりも長生きしない猫といてひとりの頃よりあしたが怖い> <「人間で言うと何歳」とか知らん 猫と過ごした日々がすべてだ> <何匹も猫を看取ると生きてるだけで猫には「えらいね」と言う> <猫たちよ いくつで死んでもいいよ でも老衰以外で死なないでくれ> <猫の名に名字を付けて呼ばれたら待合室で泣けてしまった> <晩年になるほどわかる 食い意地は猫にとっての才能である> <欲しがれば身体に悪そうでもあげる 余命の猫が喜ぶならば> <「すこしでも長く」とはもう祈れずに「せめておだやかに」と猫に言う> <気づけないほどの断末魔の叫び 最後まで奥ゆかしい猫だ> <そんな死はないと思っていた僕に猫はおだやかな最後を見せる> <いるだけで灯りみたいな猫だった 黄色い花を手向けてあげる> <幸せは前借りでありその猫を看取ってやっと返済できる> <もういない猫がもたれた右腕の重さとあたたかさは幻肢痛> <桜咲くまでがんばってくれた猫を桜咲くたび思い出し泣く>
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