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野球SF傑作選 ベストナイン2024
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野球SF傑作選 ベストナイン2024
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
アンソロジーは編者の趣味だけど傑作選か? 青島もうじき「of the Basin Ball」 新井素子「阪神が、勝ってしまった」85年21年ぶりの優勝で阪神シンドロームが。 小山田浩子「継承」 鯨井久志「終末少女と八岐の球場」SFで野球小説になっている 小松左京「星野球」昭和の草野球風味の大宇宙での野球 関元聡「月はさまよう銀の小石」 暴力と破滅の運び手「マジック・ボール」消える魔球と米国の女性解放 水町綜「星を打つ」おばかSF 溝渕久美子「サクリファイス」 未来だけどSFじゃない
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なんといっても千葉集の「わたしの海外野球短編ベストナイン」が、未訳の作品まで網羅していて、いろいろさがして読んでみたいという気持ちにさせられる。すごい愛情と労力のこもったエッセイ。 小山田浩子「継承」は、「自分が応援に行くと負ける」んだけど、そんな思いは傲慢でもあるというファンの...
なんといっても千葉集の「わたしの海外野球短編ベストナイン」が、未訳の作品まで網羅していて、いろいろさがして読んでみたいという気持ちにさせられる。すごい愛情と労力のこもったエッセイ。 小山田浩子「継承」は、「自分が応援に行くと負ける」んだけど、そんな思いは傲慢でもあるというファンの複雑な心境を描いていて、わかるわかるとなる。 新井素子「阪神が、勝ってしまった」は、85年当時の作品らしいんだけど、タイムリーな掲載(笑)。これも、なんだかありそうで笑っちゃう。 鯨井久志「終末少女と八岐の球場」は、野球というものの、記録にもとづくよくわからない儀式性みたいなものを描いていて、やたら壮大でやたらカタストロフィックで、最後なんだかぐだぐだになりながらも面白かった。
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