商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 柏書房 |
発売年月日 | 2024/05/28 |
JAN | 9784760155644 |
- 書籍
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共感と距離感の練習
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共感と距離感の練習
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商品レビュー
3.8
15件のお客様レビュー
何の話だ?って終始集中して読めなかった。 すべては環境や受け取り方、人次第。正解はない。受け取り手によってどんだけ配慮した言葉でも、悪意的に捉えられることはあるし、逆に何気ない言葉でも救われることがあるようなそんなことがいいたいのかな。
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クイアについての言及が多かった。クイアについての知識があまりになさすぎて、全然ついていけなかったけど…。でも人との距離感の話、共感の話はかなり腑に落ちて、社会学的な視点で読めた。りゅうちぇるさんの話、涙が出てきた。社会はすごく素敵な人を失った。言葉は時に暴力になることを忘れないで...
クイアについての言及が多かった。クイアについての知識があまりになさすぎて、全然ついていけなかったけど…。でも人との距離感の話、共感の話はかなり腑に落ちて、社会学的な視点で読めた。りゅうちぇるさんの話、涙が出てきた。社会はすごく素敵な人を失った。言葉は時に暴力になることを忘れないでいたい。 p.66 反対側の低速コースを見る。水深二・二メートルの水底を深海魚のようにゆっくりと遺う姿。水面には、カエルのような平泳ぎの渋滞。水族館の一番大きな水槽を思い出す。 中速コースはほとんどの人がシンプルなクロールで泳いでいる。そしてみんな、自分や前後の人のペースを気にしている。他の人より泳ぐのが速ければ高速コースに、遅ければ低速コースに移動した方が、自分もみんなもスムーズに泳げるからだ。前の人にぶつかったり、後ろの人に追いつかれたりしないように、それぞれがペースを微調艶している。後ろに速い人がいたらコースの端で止まって先を譲ることもある。 そうやってちょうどいい距離を保ち続けていると、車みたいだなと思う。でも、車は道を譲ったらそれきりだけど、プールは同じところをまわり続けるので、ペースの読み合いや譲り合いが何度も発生する。そのうち、この人はゆっくり泳いでいるから自分もペースを落としても大丈夫だなとか、この人は煽ってくるから先に行かせようとか、その場にいる人の特徴を考えて動くようになる。見知らぬ誰かのペースを気にしたり、先を譲ったりし続ける。この超個人主義的な街で、言葉も交わさずにそんなやりとりをする場所が他にあるのか、私は知らない。滞りなくぐるぐると周遊し続けていると、みんなで人間ではない生き物の群れになった気分になる。
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わかるなんて簡単に言えない、わからないとも言いたくない 帯にある通り。 いない、見えないもの、人たちにこそ目を凝らす。その声に耳をすます。 あれこれと考える。
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