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共感と距離感の練習 の商品レビュー

3.5

31件のお客様レビュー

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2026/02/08

小沼さんの文章はとても詩的で優しい響きがある その優しさが守ろうとしているものが他者なのか自分なのか… クィアとして生きる人生でたくさん傷つくことがあったのだろうと思う 人の嗜好はそれぞれで、それを受け入れられる自分でありたいと感じた

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2026/02/06

「わからないけどわかるよ」という気持ち 共感はするけど、共感はされたくないみたいな。 連帯や共鳴しながらも他者同士であることを理解し、共感と距離感の狭間で揺蕩う。 マイノリティが集まればすごい力にはなるのだけれど、マイノリティの中にもマジョリティとマイノリティが生まれてしまう。 ...

「わからないけどわかるよ」という気持ち 共感はするけど、共感はされたくないみたいな。 連帯や共鳴しながらも他者同士であることを理解し、共感と距離感の狭間で揺蕩う。 マイノリティが集まればすごい力にはなるのだけれど、マイノリティの中にもマジョリティとマイノリティが生まれてしまう。 ラインを引くことはとても難しく危険であり残酷だ。 様々なジェンダーやセクシュアリティがあって、共通する似たような価値観を持っていても完全に一致するなんてことはない。 その差異の分だけの距離感を保つことが大切なのかもしれない。 詮索するのもわかった気になって共感するのも違う。 それぞれが自分以外に当事者なんていないのだから、自分の立ち位置をちゃんと理解して時に守り合うような、お互いがお互いのアライであるような姿勢。 善意や正義は強くなり過ぎると歪んでしまう。 考え続ける距離感。 まずは自発的に知って考えること。 考えて考えて、考え直すことを続ける姿勢。 態度ではなく姿勢。それが大切だと思います。 「共感はいらない」 星野源の日常という曲が、心の中で小さく鳴り響いていた。

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2025/12/08

想像していた内容とちょっと違かった。 『共感と距離感の練習』というタイトルだったので、「人と向き合うにはどうするか」がテーマの書籍だと思ったら、「こんなことがあったよ」「その時自分はこう思ったよ」といった内容がつらつらと書かれていた。 人によって色々な感じ方があるのだな、というこ...

想像していた内容とちょっと違かった。 『共感と距離感の練習』というタイトルだったので、「人と向き合うにはどうするか」がテーマの書籍だと思ったら、「こんなことがあったよ」「その時自分はこう思ったよ」といった内容がつらつらと書かれていた。 人によって色々な感じ方があるのだな、ということは改めて感じることはできた。

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2025/10/17

「わかる」とも「わからない」とも言い切らない揺らぎこそが自分であると寄り添ってくれる本。 こちらの意図を丸々相手に伝えることは不可能だけど、なるべく誤解ないよう言葉を尽くそうと一緒に言葉を探してくれる。 P204 どんなに手を尽くしても、自分は誰かにとっての他者でしかない。混ざ...

「わかる」とも「わからない」とも言い切らない揺らぎこそが自分であると寄り添ってくれる本。 こちらの意図を丸々相手に伝えることは不可能だけど、なるべく誤解ないよう言葉を尽くそうと一緒に言葉を探してくれる。 P204 どんなに手を尽くしても、自分は誰かにとっての他者でしかない。混ざり合うように感じても、あなたはあなたでしかなく、私は私でしかない。だとしたら、なるべく力を抜いて、無防備でいようと思った。 ここは私的なことを語る場所。自分についてしか話せないし、誰かを代弁することはできない。 力を抜くほど、無防備になるほど、「これは目の前で/私の中で起こったことだな」とただ思えるようになった。

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2025/09/14

この本を書く目的をはっきりさせている「はじめに」が心に残った。まさしく共感と距離感の間。自分とは違う人とどんな距離感をとり、かつ共に生きていくのか。それに続くひとつひとつのエピソードを読みながら、自分の共感と距離感を考えた。相手の気持ちや感情にどう向かい合うかという問題と、社会全...

この本を書く目的をはっきりさせている「はじめに」が心に残った。まさしく共感と距離感の間。自分とは違う人とどんな距離感をとり、かつ共に生きていくのか。それに続くひとつひとつのエピソードを読みながら、自分の共感と距離感を考えた。相手の気持ちや感情にどう向かい合うかという問題と、社会全体の問題。読まないとわからない、気づけないことがたくさんあって、混乱する。でも、読み続けたい。聞き続けたい。考え続けたい。

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2025/07/18

冒頭で共感についての態度を書いてくれているおかげで、丁度いい距離感で読むことができた気がする。 丁度いい距離感と言っても、読み進めると筆者のかかえる「あわい」の中に自分もいるようの感覚に何度かなる。 安易な共感に対して筆者が思うことなど、丁寧に語ってくれているにも関わらず、やはり...

冒頭で共感についての態度を書いてくれているおかげで、丁度いい距離感で読むことができた気がする。 丁度いい距離感と言っても、読み進めると筆者のかかえる「あわい」の中に自分もいるようの感覚に何度かなる。 安易な共感に対して筆者が思うことなど、丁寧に語ってくれているにも関わらず、やはりスイッチは切れないのだなと。 しかし、そのための練習として本書があるんだろうと思うと、なんだかしっくりくる。 アナキズムの実践の話、観光のクィアパレードの話など興味深く、そして最後の「あるいは」は、この文章を本書で読めてよかったと思った。

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2025/07/07

マイノリティの権利の主張はなかなか厳しいな。 当然のように主張すべき権利もある中で、ポリコレが行き過ぎると多くの人に余計な変更を強いられる。生きづらさや生死があるかってことが線引きになるのかなと。アイデンティティの主張もそりゃわかるんだけど、誰もが自分のアイデンティティを叶えられ...

マイノリティの権利の主張はなかなか厳しいな。 当然のように主張すべき権利もある中で、ポリコレが行き過ぎると多くの人に余計な変更を強いられる。生きづらさや生死があるかってことが線引きになるのかなと。アイデンティティの主張もそりゃわかるんだけど、誰もが自分のアイデンティティを叶えられる世界なんて存在しないって考えると、それでは世論は変えられない。

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2025/05/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シンプルにめっちゃムズいなと思った。 自分が当事者でないことについて、どこまで語ったり考えたりするのがいいのかわからない。 そんなに簡単に「共感」できない、すべきでないのはその通り。 とした時に、どんな「距離感」でいたらいいのか。 大学時代にジェンダー論を専攻していたが、そこはけっこう悩んだポイントだったなぁというのを思い出した。 この本で一番心に残ったのは「はじめにーわからないけどわかるよ」の章。 性質として私自身も共感力が高めなタイプなので、相手の状況や気持ちを想像して「わかる」と言ってしまいがち。 でも当人からしたら「わかってたまるか!」という部分もあるだろうし、自分の想像力の範囲でしか共感できないので、相手の気持ちを矮小化してしまう危険もある。 そこに悩む著者にはかなり「共感」してしまった。(またしても…!) 逆に共感できなかったのは、東京とソウルでのレインボープライドイベントの話。 著者は、東京のイベントで「TRP、最高!」という掛け声で写真を撮っていた人たちについて、「パレードを歩く体験が最高だったとして、そう言えない人たちについて、青空の下にいられない人について知る機会はどれだけあったのか、不安になった。それがないなら、このイベントは何なんだろうと思った。」と語っている。(p101) 一方で、ソウルでのイベントに関してはヘイトに打ち勝った経験から、「達成感で胸がいっぱいだった。」「私のはじめてのソウル・クィア・パレードはとても勇気をもらえるものになった。楽しくも毅然とした三万五千人の抵抗が、ヘイトに勝つ瞬間を何度も見た。」(p113)、「あの日聴いた音楽を、覚えている限りプレイリストにまとめた。底抜けに明るい曲たちを再生すれば、陽気にサバイブする強さがよみがえってくる。」(p114)と語っている。 個人的には、それぞれのイベントの社会における位置付けやイベントそのもののフェーズが異なっているだけで、やっている内容自体は変わらない気がしており、どこにそんなに差分があるんだろう?と疑問に思った。 これがイベントの空気を実際に感じた著者と、俯瞰でみている私の差分なんだとしたら、健全なギャップだと思う。 (大前提、私に全然知識がないのでもっと違うところでの差分だったら申し訳ないです) 最近、社会のマイノリティの人が書いた本に出会うことが多く、読むたびにぶん殴られているような感覚がある。 自分にはまだ理解できないこと、もの、人が多く存在する。 必ずしも共感することが正しくはないし、ネガティブに働くことだってある。 しかし、その人の立場に身を置いて考えようとすることはとても大切だと思う。 だから、今日も私は本を読む。

Posted byブクログ

2025/05/06

わかるかも、と思うことがよくあることを悩んでいて、分かるわけないのにそんなふうに言われるのも、言うのも嫌でモヤモヤしていた頃に出会った本。 自分より少し年上の人もそんなふうに揺れながら考えて生きているということが、私を少しホッとさせた。自分もこの揺れる気持ちを持ちながら過ごしても...

わかるかも、と思うことがよくあることを悩んでいて、分かるわけないのにそんなふうに言われるのも、言うのも嫌でモヤモヤしていた頃に出会った本。 自分より少し年上の人もそんなふうに揺れながら考えて生きているということが、私を少しホッとさせた。自分もこの揺れる気持ちを持ちながら過ごしてもいいんだなとか、そんなふうに思えた。 東京レインボープライドの話が印象的だった。商業化されすぎていること、スポンサー企業のブースがずっと活動している団体よりも大きいことなど、自分も参加したことがある手前、そう思わせている一因だったのかも。 だからどうするとかそういうわけではないけど、そういうふうに思っている人がいることを考え続けながら何か行動をおこしていきたいと思っている

Posted byブクログ

2025/04/11

冒頭で話されている「分かるかも」という口癖はつい自分も使ってしまうな〜 全体的にLGBTQ +について語られていたが、人と人との距離感って本当に難しい。人の考えは100%理解はできないし、自分の意見と真逆の人が現れた時は攻撃するのではなく歩み寄る姿勢が大事であるけれど実際はなか...

冒頭で話されている「分かるかも」という口癖はつい自分も使ってしまうな〜 全体的にLGBTQ +について語られていたが、人と人との距離感って本当に難しい。人の考えは100%理解はできないし、自分の意見と真逆の人が現れた時は攻撃するのではなく歩み寄る姿勢が大事であるけれど実際はなかなかできなかったり。そもそもこの考えも自分がマジョリティに属する側の人間で傲慢な所もあるのではないかとモヤモヤしたりうまく自分の答えは出なかった。 でもやっぱり相手を知ろうとすることは人と関わる上で必須だよな、その上で共感の言葉を言うことは悪いことではないよなとこの本を読んで思った。

Posted byブクログ