商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2024/05/22 |
JAN | 9784334103309 |
- 書籍
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当確師 正義の御旗
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当確師 正義の御旗
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商品レビュー
3.5
9件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
偶然というか、縁あって、自民党総裁選の時期にこの本を読むこととなった。 政治資金問題、派閥解散、ロシアのウクライナ攻撃など現実を小説の素材にするところがさすが真山さん。 現職内閣、国政を裏で操る重鎮、過去の総裁選の不正を執念で追うベテラン記者、日本初の女性総理を目指すシングルマザーの女性議員、主人公の旧友で本命の総理候補など、役者は揃いに揃っているが、話が壮大で、置いてけぼりになった感じだった。 結局、総裁選は党員の旧派閥、選挙後の保身やポジションを巡る駆け引きの結果だと思い知った。 日本の首相を有権者の1%未満の人間が決めていいのか、その1%は本当に国民の代弁者たる資質と信念を持っているのか。 答えは否だが、国民が義務を放棄し、地方選挙の投票率は下がる一方。若者は勉強もせずに無関心を装い、将来を見ようとしない。 そんな虚しさが一番心に残ってしまった。 続きがあると期待する終わり方だったので、当確師の本来の仕事、矜持を発揮した新作を待ちたい。
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当確師シリーズ3作目。常に候補者を当選させる事を生業としてる当確師。今回も身内から対立、それぞれの人間関係や利害関係を炙り出している。今回は国際的な問題にも波及してて当確師には権限が及ばないでしょ、と言いたかった。
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総裁選を軸に、欲に塗れた議員達の駆引きや派閥組織の裏事情、22年前の事件を洗い出す新聞記者の矜持、執念をリアルに描いた作品。政治家への期待要素がゼロなのも現実的。
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