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なんどでも生まれる
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なんどでも生まれる
¥1,760
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商品レビュー
3.9
42件のお客様レビュー
前情報なく入りました。 最初主人公が何なのか分からずに読み進めて、やっとチャボが主人公で茂が人間だということが分かりました。そこからは読みやすく、難しい表現もそんなにない。 途中、これはどんな結末だ?着地点はなんだ?と多少不安になりますが、中盤以降でグイグイ読めました。 読み終...
前情報なく入りました。 最初主人公が何なのか分からずに読み進めて、やっとチャボが主人公で茂が人間だということが分かりました。そこからは読みやすく、難しい表現もそんなにない。 途中、これはどんな結末だ?着地点はなんだ?と多少不安になりますが、中盤以降でグイグイ読めました。 読み終えた後は、仕事や家事で悩んでいる自分を誇らしく思えるような、そんな温かい元気をもらえた気がします。 動物目線で描かれるので、周りの人に対する想いがフラット。周りで起きていることは意外と波風が立っていて、普通だったら結構大きな出来事なのに、桜の目線から語られるとあまり大したことないように思えてそこも良かったです。 また、桜の茂に対する想いも屈託がなくまっすぐで、愛するとはこういうことなのだろうと思い知らされました。 綾瀬まるさんらしい、ぬくぬくあったか小説でした!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
チャボの桜さん、商店街の金物屋の孫である茂さん。桜さんの一人称で話は進む。飼われている鳥の目線って想像したことがなかったので最初は困惑したけれど、鳥がこんなふうにものを考えて行動していたら面白いなと思った。鳥の中でも品種や分類が違えば鳥同士でも知らないことがたくさんあったりして、まるで人間社会のような鳥社会があって楽しかった。現実でもこうだったらいいのにな。 なんだか温かな陽だまりの中にいるような作品だった。色々な個性をすべて受け入れて包み込むような温もり。太陽の光は誰にでも平等に降り注いでいるように。 つらい現実も書いているがあくまでも前向きさがあり、タイトルのように何度でも変化の機会があって、みんなどこかで生きていける居場所があると思える作品だった。
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最初は目線が分からなくて読みづらかったけどチャボ目線だと理解してからは楽しく読めた。 生きづらい世の中だけど何回もやり直す力強さを感じた。とても良かった。
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