商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本経済新聞出版/日経BPマーケティン |
発売年月日 | 2024/05/16 |
JAN | 9784296118939 |
- 書籍
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音楽を信じる We believe in music!
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国民的スタンダードの「翼をください」を作曲し、おっさんカラオケ永遠の讃美歌「マイウェイ」の版権をいち早く取得し、自ら立ち上げたレコード会社の第一弾歌手にユーミンを掘り出し、世界的レコード会社と組んでYMOをグローバルに仕掛ける。 そんなとんでもない音楽プロデューサー、作曲家が実在...
国民的スタンダードの「翼をください」を作曲し、おっさんカラオケ永遠の讃美歌「マイウェイ」の版権をいち早く取得し、自ら立ち上げたレコード会社の第一弾歌手にユーミンを掘り出し、世界的レコード会社と組んでYMOをグローバルに仕掛ける。 そんなとんでもない音楽プロデューサー、作曲家が実在するのである。 日経「私の履歴書」連載当時からその真の「エリート」っぷりには瞠目していたが、今回の書き下ろしエピソードを読んで改めて本物ぶりに脱帽した。 世界各国の作曲家、レコード会社の経営者、芸術家、港区で、米国で、パリで。これでもかというくらいの交友関係が紹介される。そしてそれがびっくりするくらい自然で嫌味がない。 ひるがえって今どきのSNS。ここでも確かに、え、この人とこの人って繋がってるの、という話が日々投稿されている。「xxさんとごいっしょさせていだきました!」とか「xxさんとご縁をいただきほにゃらら株式会社の社外取締役に就任させて頂きました!」とか。すごいなという人もいる。でもこの本はそういうものとはなんだかとっても違う。何が違うんだろう、と考えながら読み進めているうちにようやくわかってきた。 要すれば、SNSさんたち(の多く)が「利害関係によって結びついた人脈」を語っているのに対して、本書の著者は「才能によって結びついた友情」を語っているのだった。 そして前者が感謝です感謝ですと連呼しながら結局自分のことを語っているのに対して、著者は「彼とは初対面から意気投合した」なんてことをさらっと書きながら結局自分のことではなく自分の関わった作品の話をしているのだった。 要するにそういうのがエリートってもんなんじゃないの、と思ったりするわけである。そして我々一般人は、この(人脈ではなく)交友から生まれた数多の芸術を存分に味わえば良いのである。
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一昨年の10月、山内マリコの「すべてのことはメッセージ 小説ユーミン」を読んでいる同じタイミングで日経新聞で連載されていた村井邦彦の「私の履歴書」が一冊の本になりました。連載から本になるまでの間に高橋幸宏、そして坂本龍一が召されて、YMOが伝説としてしか存在しなくなる時代に入って...
一昨年の10月、山内マリコの「すべてのことはメッセージ 小説ユーミン」を読んでいる同じタイミングで日経新聞で連載されていた村井邦彦の「私の履歴書」が一冊の本になりました。連載から本になるまでの間に高橋幸宏、そして坂本龍一が召されて、YMOが伝説としてしか存在しなくなる時代に入ってしまったような喪失感に包まれる中で、村井の記憶の記録が残されたことは悲しみの中の幸運かもしれません。日本の音楽シーンだけではなく、著者の長年の友人であるA&Mレコードのジェリー・モスやエイブ・ソマーもこの期間に亡くなっていることを知りました。著者の先駆性は本人自身が圧倒的なメロディーメイカーであることと、スタジオAを創出した音楽の作り方の革命を起こしたことと、著作権を確立したビジネスマンであること、と並んでアメリカのA&Mやフランスのバークレイレコードとグローバルなネットワークを個人的な友情関係で結んだことにあると思います。その基盤には飯倉の「キャンティ」という文化サロンの存在が埋まっているのだと思います。かのレストランは60年代から70年代にかけてシリコンバレーならぬ「日本のカルチャーバレー」でした。それは二度と生まれない特異点なのか?才能と才能、センスとセンスが世代と国境を超えて絡み合う、そんな場所は、今、どこにあるのでしょうか?いや「We believe in music!」音楽を信じましょう。それはそうと著者がキャンティの川添浩志のキャンティ以前のフランス時代を書いた「モンパルナス1934」、早く読まなくちゃ!
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作曲家、音楽プロデューサーである村井邦彦の半生と、その交友関係等を著した。 アルファミュージックを作り、ユーミンやYMO等を世に送り出した。1970年台から80年代にかけて、私がよく聞いた日本のポップスはアルファミュージックに関わっていたと言える。 その当時の製作者側からの話や、...
作曲家、音楽プロデューサーである村井邦彦の半生と、その交友関係等を著した。 アルファミュージックを作り、ユーミンやYMO等を世に送り出した。1970年台から80年代にかけて、私がよく聞いた日本のポップスはアルファミュージックに関わっていたと言える。 その当時の製作者側からの話や、著者の交友関係の広さに驚かされる。ある意味、日本が伸びていこう、世界を目指そうとしていた時代でもあったと感じる。
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