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毎日世界が生きづらい 講談社文庫
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毎日世界が生きづらい 講談社文庫

宮西真冬(著者)

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毎日世界が生きづらい 講談社文庫

¥924

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2024/05/15
JAN 9784065354513

毎日世界が生きづらい

¥924

商品レビュー

4

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2024/06/17
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※このレビューにはネタバレを含みます

このまま夫婦が永遠に少しずつ少しずつ噛み合わない歯車のようにすれ違い続けてしまうんじゃないかっていう、うっすらと膜張る灰色の絶望感がコツコツと、夫婦という連帯をつついて壊そうとしている気がして、そこに差した接着剤のようなピピちゃんのような愛情の「形」を見せてくれるかけがえのない存在…あくまでも今後は子供は作らないし、ピピちゃんがいなくなった時からまた溝が広がったような気もする。それでもお互い不器用だと33ー37歳になってようやく見えてきて、2人ならできる、2人しかできない、っていう儚くも勇気づけられる2人の距離感が好きだった。小説家デビュー、精神病、発達障害の描写などかなりリアルで感心しながら読んだ。読んでよかった。

Posted by ブクログ

2024/06/10

人生は進んでいく、存在する事とは。簡単にまとめるのが難しいけれどキャッチコピーを付けるなら自分はこうかなと思った。まるで自分の人生かのような既視感を感じてしまった。 紛れもなく今までの好きな本トップ3のランキングに入る本に出会えてしまった。 まずタイトルから手に取った。まさに今...

人生は進んでいく、存在する事とは。簡単にまとめるのが難しいけれどキャッチコピーを付けるなら自分はこうかなと思った。まるで自分の人生かのような既視感を感じてしまった。 紛れもなく今までの好きな本トップ3のランキングに入る本に出会えてしまった。 まずタイトルから手に取った。まさに今の自分だなと感じた。 大学生からの長い付き合いを経て結婚した2人の交互の視点から語られる、全く性格の違う2人がそれぞれのやり方でお互いを思いやりながらお互いの人生を進めていく素敵な話だった。 1人1人が生きていくには苦し過ぎる問題でも、いつかは誰かに出会ったり、自分でもよくわからないきっかけや経験で乗り越えられるものや、割り切る事で少しづつ人生が、進んでいく感じが堪らなく好き。 結局は人間関係… 相手の気持ちを理解する事は絶対に出来ない。でも、歩み寄る事はできるし、いつかまた成長した自分なら考え方次第では少しはわかることも出来るかもしれない。割り切る勇気も必要。 自分さえわかっていればいいんだ。と思えるようになる事が、今の自分に必要な事なんだと思えた。まだ時間はかかりそうだけどそれでも人生は進んでいく。その時はまた成長した自分がなんとかしてくれると思いたい。 何かに悩んだ時や、うまくいかない時、何も手につかない時に読み返したい。解決策なんてなくていい、ただ存在するだけでいいんだと、一歩踏み外せば落ちていきそうな時にそっと手で支えてくれるような温かい本だった。

Posted by ブクログ

2024/05/28

よく解らないが、怒りを抑えながら、罪悪感を感じながら一緒にいる生きづらい夫婦。 それでも2人ともお互いを思うから一層生きづらい。カウンセリングのシーン、ADSLではないかと言われるシーンは興味深かかった。もう少しこの辺りのことが知りたいと思うのは私だけだろうか。 しかし、登場人物...

よく解らないが、怒りを抑えながら、罪悪感を感じながら一緒にいる生きづらい夫婦。 それでも2人ともお互いを思うから一層生きづらい。カウンセリングのシーン、ADSLではないかと言われるシーンは興味深かかった。もう少しこの辺りのことが知りたいと思うのは私だけだろうか。 しかし、登場人物の中で高橋は許せんな(笑) 簡単に人の事を語るやつは許せない(笑) と、思わせるこのお話にずくずくとはまり一気に読み終えた。 しかしながら、なんといっても居てくれるだけでいいと言う旦那さんはうらやましい限りだ。

Posted by ブクログ

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