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沖縄について私たちが知っておきたいこと ちくまプリマー新書457
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沖縄について私たちが知っておきたいこと ちくまプリマー新書457

高橋哲哉(著者)

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沖縄について私たちが知っておきたいこと ちくまプリマー新書457

880

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2024/05/10
JAN 9784480684790

沖縄について私たちが知っておきたいこと

¥880

商品レビュー

4

4件のお客様レビュー

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2024/06/16

薩摩による琉球処分、1903年の内国勧業博覧会での人類館展示、沖縄戦での「捨て石」、アメリカ世(ゆ)を経て本土復帰するも長年に及ぶ過剰な基地負担。そこには構造的差別が見られる。巻末に著者と知念うし氏との対談あり。良心的日本人(ヤマトンチュ)の植民地主義を剔出し沖縄を他者としてリス...

薩摩による琉球処分、1903年の内国勧業博覧会での人類館展示、沖縄戦での「捨て石」、アメリカ世(ゆ)を経て本土復帰するも長年に及ぶ過剰な基地負担。そこには構造的差別が見られる。巻末に著者と知念うし氏との対談あり。良心的日本人(ヤマトンチュ)の植民地主義を剔出し沖縄を他者としてリスペクトしてほしいという願いを受け止めたい。

Posted by ブクログ

2024/06/13

基地の移設問題など、ワードは聞いたことがあっても恥ずかしながら詳しく知らないことが多かったため、学ぶことが多かった。 歴史的なことがらなど非常に丁寧に説明されており良かった。

Posted by ブクログ

2024/05/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

沖縄と日本政府の関係を見ると、 歴史は戦争前後で途切れずに続いていることを思い出させます。 そして、戦争にきちんと向き合いきれていない日本。 本書では、条約文書や史料を参照しつつ、 琉球王国・沖縄がいかに日本政府に扱われてきたか、を論じています。 琉球王国は日本に組み入れられる前には一つの独立した政体として、日本にとっては外国として、存在していたこと。 今の北方領土のように、 沖縄県は中国・清と日本との間で分割案の対象でもあったこと。 第二次世界大戦後にはさらにアメリカとの間で、沖縄という領土の扱いが問われていたこと。 そして、 1951年のサンフランシスコ講和条約では、統治能力を欠く領土において、国連が監督して統治をする信託統治の案を想定し、それまではアメリカが代わって支配する、と取り決められた。 しかしアメリカには国連下に置くという考えがそもそもあったのかは不明。 日米安保条約では、 敗戦によって武装解除が課された日本で、また憲法との整合性もあり、 アメリカが日本国内と付近に軍配備の権利を持つとする。 1960年の安保改定では、 日本の統治能力も回復したという流れなのだろうと思うけれど、 憲法には違反しない形で、日米両国とも、「共通の危険に対処するよう行動」する義務を明記し、米国は引き続き「施設と区域」を利用できるとする。 同時に、日米行政協定の改定として、日米地位協定も締結される。 これが、米軍支配下の人や場所についての治外法権を約束するものだとされていて、 実際にその問題が露呈したのが、1995年の レイプ事件だった。 反米軍運動の高まりから、日米政府は対応として普天間基地返還に合意する。 この返還の条件として、代替施設提供があることが後にが明らかに。(どういうこと) また、どのように県内の辺野古が候補地として有力になっていったかについては、主に日本政府の推しが初めからあったと論じている。 2014年に工事が開始したものの、 県外移設の世論、民主党のマニフェスト、なども試みられるものの、 方向性は変わらず今日に至っている。 環境評価の点や、法廷闘争の点等は触れられてはいなかったけれど、 そこら辺を全然追えていないので、もうすこし整理したいなーと思った。 沖縄に米軍基地が集中している点(7割とも言われる)については、 基地の本土分担への民意があることを示す調査も紹介されていた。 ・・・ 年月を経て、 世代も変わり、 戦争を含めた過去との向き合い方も 工夫が必要なんだろうなーと思う。 基地が存在し続ける沖縄では、その現実が常態化しているだろうし、 本土としても沖縄に対する認識は変化していっているし、 過去に起きたこと、どのように扱ってきたかは否定してはいけないと思うし、 どのように真摯に、建設的に、向き合うか、なのだろうと思う。

Posted by ブクログ

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