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東北大学処分粉砕闘争
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東北大学処分粉砕闘争

石井恭平(著者)

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東北大学処分粉砕闘争

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎メディアコンサルティング/幻冬舎
発売年月日 2024/03/19
JAN 9784344949591

東北大学処分粉砕闘争

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2024/06/24

著者も冒頭に触れているが、 東北大学学生運動に関しては、まとまった記録がほとんどない。 Web上で公開されている東北大学資料館紀要にある加藤諭氏の  1969 年における東北大学の学生運動―豊田武教授収集資料を通じて  1970年代における東北大学の学生運動 の2本以外見かけたこ...

著者も冒頭に触れているが、 東北大学学生運動に関しては、まとまった記録がほとんどない。 Web上で公開されている東北大学資料館紀要にある加藤諭氏の  1969 年における東北大学の学生運動―豊田武教授収集資料を通じて  1970年代における東北大学の学生運動 の2本以外見かけたことがない。 本書は70年代半ばの記録だが、その後80年代になっても、  党派の拠点校とされ、複数の党派が日常的に活動し、  学生寮廃寮問題もあり、  三里塚現地集会には大型観光バスを手配して多数の学生が参加した時期もあり、  サークル棟の自主管理が継続し、  1969年の入学式粉砕以降1992年に復活するまで、20年以上入学式を実施しなかった、 など、かなり長い期間、根強く学生運動とその痕跡が残る大学であったにもかかわらず。 本書については、  記録としては文章が情緒的過ぎないか  インパクトのある書名ではあるが、後半に置かれた教養部廃止問題に関する記述などを想像できず、読者層を狭めているのではないか  当事者なのに「大学闘争」ではなくて「大学紛争」と呼ぶのか  党派のことを「青ヘル」などと感情的に呼ぶのはいかがなものか などなど、気になる点はいくつかあるが、 すでに学生運動が現代史の研究対象になっているいま、70年代半ばの東北大学学生運動の記録が、おそらく初めて著されたことには意義がある。 発行元=幻冬舎メディアコンサルティング なので、おそらく自費出版と思われる。著者が出版費用を自己負担しても、資料の乏しい大学の、資料の乏しい時期の記録を残そうとしたのであれば、その点も評価したい

Posted by ブクログ

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