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2022年のモスクワで、反戦を訴える
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2022年のモスクワで、反戦を訴える

マリーナ・オフシャンニコワ(著者), 武隈喜一(訳者), 片岡静(訳者)

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2022年のモスクワで、反戦を訴える

1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2024/05/09
JAN 9784065359051

2022年のモスクワで、反戦を訴える

¥1,980

商品レビュー

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2024/09/04

一般の市民が独裁者を非難すればどうなるのか、色々と考えさせられる一冊でした。反体制派に対する徹底した監視と弾圧は、裏を返せば一人のか弱い女性ですら崩壊の危機を招くことを恐れている独裁者のサイコパスを示しているのではないだろうか。第二次世界大戦を聖戦と呼び、反戦家を治安維持法で逮捕...

一般の市民が独裁者を非難すればどうなるのか、色々と考えさせられる一冊でした。反体制派に対する徹底した監視と弾圧は、裏を返せば一人のか弱い女性ですら崩壊の危機を招くことを恐れている独裁者のサイコパスを示しているのではないだろうか。第二次世界大戦を聖戦と呼び、反戦家を治安維持法で逮捕した日本も他人事ではない。日本軍勝利の偽情報を盲信した報道機関や国民は、プーチンを支持しロシア軍のウクライナ侵略を正義と信じている大多数のロシア国民と大差ない。状況が変われば、多数が周囲の「空気」を読み保身の為に事大主義になることは歴史を知れば明らかだ。母親や夫が体制に盲従する中、著者のマリーナや支援者の弁護士、友人の勇気や強い意志には感動する。ロシアからの圧力で敢え無く放映を中止した日本のテレビ局とは比べものにならない。

Posted by ブクログ

2024/08/24

生放送に乱入しても逮捕もされてないのでロシアには言論の自由があると宣伝するためのヤラセではないかという説を半分信じていたが、本書を読んでそれが完全に間違っていたことがわかった。本当に勇気ある覚悟の上の行動だったうえに、その後の誹謗中傷のひどさ(なんとウクライナ側からもロシアのスパ...

生放送に乱入しても逮捕もされてないのでロシアには言論の自由があると宣伝するためのヤラセではないかという説を半分信じていたが、本書を読んでそれが完全に間違っていたことがわかった。本当に勇気ある覚悟の上の行動だったうえに、その後の誹謗中傷のひどさ(なんとウクライナ側からもロシアのスパイだと非難された)、仕事のやりにくさ、家族の無理解、国外脱出の艱難辛苦など、まったく知らなかった事実が語られている。真のジャーナリストとはこのように勇気ある人たちなんだなぁと思った。実際すでに何十人も殺されたり収監されたりしているが、ジャーナリストとしての仕事をまっとうしている人は一部にいるらしい。戦争という言葉を使うだけで逮捕されるような国で本当に命をかけていることに頭が下がる。新聞社元モスクワ支局長の小柳氏による解説がたいへん参考になる。

Posted by ブクログ

2024/08/14

ロシアの体制の怖さと、政治の大切さを感じました。日本でも今後ありえる可能性があるので注視が必要だと思っています。

Posted by ブクログ

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