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陰陽師の呪
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陰陽師の呪
¥840
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商品レビュー
3.7
9件のお客様レビュー
両面宿儺、京都、江戸ときて河童。民俗伝承や妖怪を土地の歴史に絡めて読み解くというのに不動産鑑定士という要素を足したのは面白い。Q.E.D.をライト文芸でやろうとしてる感じ。
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陰陽師、丑の刻参り、座敷童子に対する諸説に加えて日光東照宮についての考察。時代が変わり秀吉から家康へ、そして平将門との絡みや天海の隠された目的等なかなか興味深い。江戸の鬼門に位置する土地を巡るというのもいい。
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第4弾 イケメンの言うことには、説得力あるか… 隠れファン多そうな桜咲竜司准教授。 妖怪防災学を担当! 災害伝承と妖怪を結び付ける。 災害伝承とは、過去に発生した災害の記録や教訓を後世に伝えること。文章や絵画、民話やことわざ、石碑やモニュメントなど、さまざまな形で伝承される。...
第4弾 イケメンの言うことには、説得力あるか… 隠れファン多そうな桜咲竜司准教授。 妖怪防災学を担当! 災害伝承と妖怪を結び付ける。 災害伝承とは、過去に発生した災害の記録や教訓を後世に伝えること。文章や絵画、民話やことわざ、石碑やモニュメントなど、さまざまな形で伝承される。 まぁ、ここでは、妖怪メイン。 禁足地(お化け出るから近づくな、神聖な場所などなど)みたいなとこは、行かないことによって、災害が起こることを防ぐ効果がみたいな。 要は「災害伝承」という観点から神話や妖怪伝承などを解釈し、「神や妖怪、怪異現象の中には、過去の災害の脅威を象徴しているものがある」として、それらの記述を将来の防災に役立てようとしている。 今回は、河童、座敷童子、丑の刻参り。 読んでて気になったとこ。 河童は、禁忌に触れずに働ける(土用の禁忌は、土に関する仕事はダメ、人でない、陰陽師、河童はOK)。陰陽師もしかり。 水難事故が多い場所に河童などの伝承が多いのは、そこで河川工事をする高度技術者のことを指すと。 座敷童子も繁栄する妖怪やなく、実は災害で…それを育てた家に… 恩返ししたいもんな… 「丑の刻参りは、そもそも呪いをかけるためのものではなく、願いを成就するために行われていたと言われています。藁人形に釘を刺すという行為も、身体の悪い所に潜む邪気を刺して追い払う、という病魔退散の儀式で使われていたことがあるようです。」 知らんかったわ。 今度、刺してもらおうかな(^◇^;) 話の少し内容からは、脱線してるけど。 その他、鬼、土蜘蛛も山で働く、製鉄の高度技術者だと。 昔、特殊な技術持ってると、呪いとかと間違われて、妖怪として言い伝えられるんかな… また、お上に逆らうような人らは、妖怪やら化け物にされてそう。 こういうのを読み解くと面白そう! 災害の話より、こっちに興味持ってしまった…(^◇^;) でも、あくまでも、この小説内の仮説です!
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