無意識の正体 「自分」とは何か「自由」とは何か

山竹伸二(著者)

• 販売会社／発売会社: 河出書房新社
• 発売年月日: 2024/04/30
• JAN: 9784309231501

商品レビュー

2024/05/22

フロイト・無意識の発見者　欲望の力と抑圧の力のせめぎ合い→無意識の現象
初期の無意識モデル：無意識・前意識・意識
後期の無意識モデル：エス・自我・知覚意識
ユング・分析心理学・個を超えた集合的無意識の構造
精神分析諸学派ークラインとラカン
浪漫主義→無意識への関心
自由に必要な自己理解→本当の自分→無意識への関心
クオリア＝意識に現れる主観的な感じ
ロック→ヒューム→カント
フッサール・意識の不可疑性
観念を批判する現代哲学
習慣化した行為
自律神経反応
無意識≒自分を知ること・自己了解
不安による自己ルールの歪み
不安が不安を生む心のしくみ
不安の発生→不安回避行動→適切・歪んだ反応→自己ルール・歪んだ自己ルール
不安に対する不安→不安の増大/パニック
不安への防衛としての心の病
無意識の認知と行動を変える技法
習慣化しだ行動・感情・イメージ→無意識の自覚＝自己了解→無意識の自己ルール・自己像・自己理解の修正
無意識に行動する有効性

2024/05/19

前半の、無意識が哲学者の中でどう捉えられてきたか、という話は面白かったが、後半の肝心の著者の主張が「それさっきも同じこと書いてた」「それは言われなくても分かる」といった内容のものばかりで読み応えは無かった。