![35年目のラブレター](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/002029/0020294963LL.jpg)
![](https://content.bookoff.co.jp/assets/images/banner/campaign/limited/blank-750-120.png)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2024/04/18 |
JAN | 9784065348499 |
- 書籍
- 書籍
35年目のラブレター
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
35年目のラブレター
¥1,980
在庫あり
商品レビュー
4.1
14件のお客様レビュー
本に対する評価というよりは、主人公の男性への★5つ 「識字学級」という言葉を知ったのは中学生のころだったろうか、 識字、の意味はしばらくわからず、盲学校を想像していた。 その後、本来の意味を知り、大人でも読み書きができない人がいることに驚いた 西畑さんはたぶん両親と同じくら...
本に対する評価というよりは、主人公の男性への★5つ 「識字学級」という言葉を知ったのは中学生のころだったろうか、 識字、の意味はしばらくわからず、盲学校を想像していた。 その後、本来の意味を知り、大人でも読み書きができない人がいることに驚いた 西畑さんはたぶん両親と同じくらいの年齢、両親とて決して豊かな出自ではないし高等教育など受けてはいない。 でも読み書きそろばんはできていた。なので西畑さんの境遇がいかにすさまじいものだったか、と今は想像できる。そしておそらくこのころの日本には西畑さんと同様の境遇のひとは珍しくなかったのかもしれない。 読み書きができないことでさげすまれ嫌な思いを幾度もした、と。その時は勉強してみようとは思わなかったのか、とか無知な私は思ってしまったが、大人になってそれを習うことの難しさはたぶんその人にしかわからないのだろう。 奥様、素敵な方。読み書きできない父親を「個性」だと特別なことだと一度も思ったことのない、娘さんたち。 私ならどうだろう、と恥ずかしくなる。 ところで、XX年目のラブレター、というタイトルの本はいろいろあるんですね、 検索すると、2年目、4年目、75年目、、といろいろ出てきた。
Posted by
たまたま聞いていたラジオで笑福亭鶴瓶さんがこの映画の撮影の裏話を 話ていたことを聞いて興味を持ったので手に取りました。 この作品を読むまではこの時代に文字の読み書きが出来ないという 人というのをあまり意識したことがありませんでした。 もしあったとしても何か身体的な障害などの事情...
たまたま聞いていたラジオで笑福亭鶴瓶さんがこの映画の撮影の裏話を 話ていたことを聞いて興味を持ったので手に取りました。 この作品を読むまではこの時代に文字の読み書きが出来ないという 人というのをあまり意識したことがありませんでした。 もしあったとしても何か身体的な障害などの事情で読み書きが 出来ない場合があるとは思いました。 けれどそれ以外の理由から出来なくなってしまうというのは今のこの平和な時代背景から考えるとなかなか想像しずらいなと思いました。 この作品は西畑保さんが実際に経験された過酷な人生が描かれたノンフィクション小説です。 和歌山県の山深い村に生まれ、家が貧しいということが原因で イジメられ小学2年生で学校に行かなくなる。 その後義務教育を受けることなく「読み書きが出来ない」ことが あらゆる人生の場面で差別的な扱いをされたり、特別な扱いを受けることになって益々肩身の狭いを思いや辛い経験を沢山受けたかと思います。 けれど、どんな辛い状況の中でも西畑さんは、 挫けることなく、何かの目標を見つけながらそれに向かって地道に真面目に生きていたのが心を打たれました。 そして、妻の皎子さんと結婚していたことで更に人生も変わり、遠ざかっていた「読み書きをすること」を定年退職を過ぎてから始めたことで、また新たな人生が始まり、 皎子さんに初めて書いたラブレターも感動し、 いつでも睦ましい夫婦愛で更に心が温まりました。 西畑さんはこんな過酷な人生だったのにもかかわらず、 自分だけの世界で考えるだけでなく、自分よりも更に困っている 人達にも目を配っているという所が人として素晴らしいなと思いました。 何といっても人の良さが滲み出てくる西畑さんですが、 人を嫌いになりそうな時には必ず人の長所を三つ探すようにすると、 良い所を見るようにしたら嫌いにはならないと語っていたそうです。 こういった心の持ち主であったから窮地の場面でも 前向きに歩むことができ、良い人達との巡り合わせも良かったのかとも思ってしまいました。 過酷な人生の場面の中でも温かな場面が見えると、 ほっとした気持ちになり、本当の幸せというものは こうゆうものだというのを伝えてくれたように思いました。 歳を重ねてからでも学べることはいくつもあり、 学ぶことに年齢はないというのがこの作品でよく分かり、 もっと日本でも歳を重ねてから学べる場所が増えると 良いなとも思いました。 とにかく、心が温かい気持ちになるという一言に尽きた作品でした。
Posted by
映画をやると聞いて読んでみました。 読み書きができない西畑さんの幼少期〜結婚〜夜間学校に通って読み書きの習得〜奥さんへのラブレター〜現在のお話し。 読み書きができない事でたくさんの苦労をしたのに、ひねくれたり悪い事もせず、出来た人なんだなと思いました。 奥様が西畑さんが読み...
映画をやると聞いて読んでみました。 読み書きができない西畑さんの幼少期〜結婚〜夜間学校に通って読み書きの習得〜奥さんへのラブレター〜現在のお話し。 読み書きができない事でたくさんの苦労をしたのに、ひねくれたり悪い事もせず、出来た人なんだなと思いました。 奥様が西畑さんが読み書きができないと知った時に責め立てるのではなく「辛かったね」と寄り添える言葉をかけていた事に自分の行動を反省させられました。私はいつも、主人に怒ってばかりなので… 話の中にも意地悪な人と優しい人がいて、私は優しい人でありたいと思っているのに、一番近い旦那には意地悪な人であるので、心が痛くなりました。
Posted by