商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2024/04/17 |
| JAN | 9784087213102 |
- 書籍
- 新書
全身ジャーナリスト
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『朝まで生テレビ!』の印象が強いジャーナリスト・田原総一朗による一種の自伝。「一種の」という言葉を使ったのは、本書の多く(特に中盤以降)が、田原氏自身の人生行路の話というよりむしろ、彼の長いキャリアの中で出会った数々の著名人・政治家に関する逸話と、当時の政治や時事に関する裏話で占...
『朝まで生テレビ!』の印象が強いジャーナリスト・田原総一朗による一種の自伝。「一種の」という言葉を使ったのは、本書の多く(特に中盤以降)が、田原氏自身の人生行路の話というよりむしろ、彼の長いキャリアの中で出会った数々の著名人・政治家に関する逸話と、当時の政治や時事に関する裏話で占められているからだ。本書の意味は、田原総一朗による「私の履歴書」風情で留まるのではなく、この本を通読することで、読者諸賢は、彼のそうした貴重な数多くの邂逅――傑出した人物・事件との遭遇――によって変節を遂げてきた田原氏の思想変遷を辿ることができることにある。 特に印象深かったエピソードは次の2点。1つ目は、周りの人間を手懐けるために餌(=賄賂)を惜しまないことで名高い今太閤・田中角栄との挿話(彼の「打ち出の小槌」ならぬ無尽蔵の資金源については、ジャーナリスト・立花隆氏による暴露記事に詳しい)。作者・田原氏も、彼とのインタビュー後に、案の定秘書を通じてお金を握らされそうになるも、そこは流石の田原氏で毅然と突っぱねたらしい。この箇所を読んで、彼の断固たる在野のジャーナリスト魂に感銘を受けた。 2つ目は、長期政権となった自民党タカ派・安倍晋三とのエピソード。当初は、安保法案や改憲を巡って真っ向から意見が合わない安倍氏と田原氏だったが、食事会やインタビューを重ねるうちに、徐々に安倍氏の主張する「改憲」の考え方に――一部、留保付きとはいえ――納得するようになった田原氏。そんな折、「集団的自衛権の行使容認」が国会を通過し、「いよいよ、お次は改憲だね」と安倍氏に声をかけたが、何と返ってきた言葉は――小さな耳打ちで――「実はその必要はなくなったんですよ。アメリカ側から何も言ってこなくなりました」 これを読んで分かることは、少なくとも、「集団的自衛権」が話題になる前から、アメリカは何かしら(おそらく、従来の安保法案による「軍備費・軍事活動の片務的負担」の軽減)を日本側にしつこく要求していたということ。そして更にまた、いくらアメリカといえど、「改憲」までは望んでいなさそうだということ(つまり、日本が完全に「一人立ち」することに対しては、肯定的ではない)。かの国が、トランプ率いる共和党政権以前にオバマ民主党政権の時から、「世界の警察」の立場から降りることを表明していたのは、「軍備・軍事費」の丸抱えがもはや厳しくなった(あるいは国際情勢の変化によって、その必要(義務)がなくなった)ことが背景にあるのだろう。たぶんそういった経緯があって、まさにあの時期、「集団的自衛権」をめぐる議論が唐突に噴出してきたのだ。安倍氏の言葉は、その裏側の事実を明らかにする証言となっていて、非常に面白かった。
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以前から田原総一朗さんの熱量がどこから来るのか興味があり、 思い切って読んでみました。 ジャーナリストとしての使命感の強さに驚きましたし、 自分の弱さについても率直に語っていらっしゃって 本当に芯の強い方なのだと感じました。 数年前にアークヒルズかどこかでお見かけしたことがあ...
以前から田原総一朗さんの熱量がどこから来るのか興味があり、 思い切って読んでみました。 ジャーナリストとしての使命感の強さに驚きましたし、 自分の弱さについても率直に語っていらっしゃって 本当に芯の強い方なのだと感じました。 数年前にアークヒルズかどこかでお見かけしたことがあるのですが、 エスカレーターを闊歩して降りていかれるのを見て エネルギー量を感じましたが、その秘密が分かるようでした。 このような人になりたいと思います。。
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散骨でそのへんに撒かれようが、どうでもいい。精一杯生きることができれば、それが理想の終わりだ。(本文より) 90歳にしてこの好奇心、情熱、行動力。耳は遠くなり同じことを何度も言い、老害と言われようが萎縮することなく邁進する毎日。 経験と知識に裏打ちされた自信が伝わってくる。
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