商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2024/04/12 |
JAN | 9784065353851 |
- 書籍
- 文庫
古道具屋皆塵堂 捻れ家
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古道具屋皆塵堂 捻れ家
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商品レビュー
3.6
7件のお客様レビュー
シリーズ第十二弾。 筆職人の念次郎は取引先〈松葉屋〉の若旦那・松助と飲み歩いているうちに、いつの間にか奇妙な料理屋に迷い込んでしまいます。 二人がその不思議な料理屋をウロチョロしていると、まるで火事が起きたかのような煙に巻き込まれて、気を失ってしまう念次郎。 目が覚めたら、念次...
シリーズ第十二弾。 筆職人の念次郎は取引先〈松葉屋〉の若旦那・松助と飲み歩いているうちに、いつの間にか奇妙な料理屋に迷い込んでしまいます。 二人がその不思議な料理屋をウロチョロしていると、まるで火事が起きたかのような煙に巻き込まれて、気を失ってしまう念次郎。 目が覚めたら、念次郎は元の現実に戻っていたのですが、松助が行方不明になってしまい・・・。 今回は“消えた若旦那・松助を探せ!”ということで、目覚めるたびに知らない場所にワープしてしまう(汗)念次郎と、縁あって彼をサポートすることになった、お馴染み〈皆塵堂〉メンバーが東奔西走する展開でございます。 やっぱり太一郎が“ちゃんと活躍”してくれると嬉しいですね~。 松助が消失してしまった謎を、太一郎の霊視と念次郎の“無限ワープ”によって、過去に〈松葉屋〉の先々代がやらかした因縁を明らかにしてからの、松助の居場所を特定していくという(どうも異空間にいたらしく、さすがの太一郎もその場所は“視えなかった”ようです・・)、いつになくきちんと段階を踏んだ流れで、いつものユルグダ感(いや、これはこれで好きですけどw)は少な目な印象でした。 (あ、円九郎のところはいつものようにグダグダ&トホホでしたが・・汗) 過去の上の世代が原因の恨みで、閉じ込められてしまった松助は、とんだとばっちりでしたが(その間寝ていたらしいけど)彼がいいヤツだったことで救われて良かったです。 ところで「塵芥鮪峰」先生には笑いましたねー・・"いっそこれで商売しちゃえばよいのに"って感じです。 てか、峰吉のポテンシャルの底知れなさが恐ろしい・・。 で、峰吉といえば、前巻で鳴り物入りで(?)登場したお縫ちゃんが、本巻では出てこなかったのには、"新レギュラーではなかったんかい!"と若干拍子抜けでした。 因みに、あとがきで作者の方が本書の内容が江戸で実際に起こった火災を扱った関係で、太一郎と巳之助の年齢が(今更)確定した旨を描いておりましたね・・ふむ、思っていたより若かったな~笑
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皆塵堂シリーズ第12作目。 筆職人の念次郎が取引先の若旦那と飲んでいると、ふと気づくと不思議な料亭に迷い込み、その後若旦那は姿を消してしまった。清左衛門に助けられた念次郎は皆塵堂に紹介され、一同の力を借りて若旦那を探すことに。調べていくと何か代々の因縁がありそうだったが… 目覚め...
皆塵堂シリーズ第12作目。 筆職人の念次郎が取引先の若旦那と飲んでいると、ふと気づくと不思議な料亭に迷い込み、その後若旦那は姿を消してしまった。清左衛門に助けられた念次郎は皆塵堂に紹介され、一同の力を借りて若旦那を探すことに。調べていくと何か代々の因縁がありそうだったが… 目覚めるたびに不思議な場所にいる念次郎がちょっと笑えたが、このシリーズの中ではなかなかにシリアスで怖い話だった。円九郎は更生しているようで、まだまだという感じ。
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〈古道具屋皆塵堂〉シリーズ第12作。 安定の面白さでテンポよく読めた。 今回は、筆職人の念次郎が得意先の若旦那・松助と飲みに行った途中で奇妙な料理屋に迷い込んだところから始まる。 まるで迷い家のように誰もおらず、時間も季節もめちゃくちゃなその料理屋で松助が姿を消す。途端に火事が...
〈古道具屋皆塵堂〉シリーズ第12作。 安定の面白さでテンポよく読めた。 今回は、筆職人の念次郎が得意先の若旦那・松助と飲みに行った途中で奇妙な料理屋に迷い込んだところから始まる。 まるで迷い家のように誰もおらず、時間も季節もめちゃくちゃなその料理屋で松助が姿を消す。途端に火事が起きたのか煙に巻かれ気を失う念次郎。 その後道端で寝ていた念次郎は円九郎に起こされ、清左衛門に連れられ皆塵堂へ。 例によって皆塵堂に住み込むことになるのだが、これまでの話のようにここで怖い目に遭うということはない。 何しろ念次郎は松助探しに忙しいのだ。 しかも松助の実家・松葉屋に事の次第を知らせに行くと訳ありの様子で主である松助の叔父は自分たちで探すと言い、念次郎らを関わらせまいとする。 それで引き下がる念次郎と清左衛門ではなく、チーム皆塵堂が集結、必死の松助探しが始まる。 奇妙な料理屋の様子、松助と代わりに現れた巻物、松助が叔父に約束させられていたという様々な禁じ事。 手がかりはいくつもある。 それらを元に太一郎の霊能力に念次郎・伊平次の聞き込み、清左衛門の人海戦術、巳之助の力業、円九郎の…?、と様々な力を集めて捜索は続く。 そんな中、念次郎は毎夜おかしな建物に迷い込むという経験をしてしまうのだが、勿論それも松助探しの手がかりであり、徐々に松葉屋の真実が明かされていく。 どのような落としどころとなるのかと思いながら読み進めたが、最後は松助の人柄に救われた。だがその人柄を作ったのは叔父なのだろうから、この叔父も頑張ってきたのだろうなとも思う。 今回は巳之助の出番が少なく、それに伴い猫の出番も少なかった。シリーズが進むにつれて猫だらけになっていくのを心配していたので、ちょっと中休みとなって安心。 円九郎が相変わらずのへっぽこぶり。 驚いたのは峰吉。いつの間にそんな技まで。彼の技量は皆塵堂に収まらないような気がするが、でも彼はずっと皆塵堂にいるんだろうな。 シリーズ作品 シリーズ一覧 ※はレビュー登録あり ①古道具屋皆塵堂 ②猫除け ※ ③蔵盗み ④迎え猫 ※ ⑤祟り婿 ※ ⑥影憑き ※ ⑦夢の猫 ※ ⑧呪い禍 ※ ⑨髪追い ※ ⑩怨返し ※ ⑪闇試し ※ ⑫捻れ家 ※ 本作
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