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古生物学者と40億年 ちくまプリマー新書455
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古生物学者と40億年 ちくまプリマー新書455

泉賢太郎(著者)

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古生物学者と40億年 ちくまプリマー新書455

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2024/04/10
JAN 9784480684806

古生物学者と40億年

¥990

商品レビュー

3.5

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2025/05/26

. 子供の頃、恐竜をはじめとする古生物を図鑑で眺め、「この頃の地球はどんな風景だったのだろう」と、想像して楽しんでいました。 しかしその後、大人になるにつれて、この分野から離れてしまいました。 ところが近年、生物全般や生物学への興味が高まったこともあり、生物の進化の歴史にも目が向...

. 子供の頃、恐竜をはじめとする古生物を図鑑で眺め、「この頃の地球はどんな風景だったのだろう」と、想像して楽しんでいました。 しかしその後、大人になるにつれて、この分野から離れてしまいました。 ところが近年、生物全般や生物学への興味が高まったこともあり、生物の進化の歴史にも目が向くようになりました。 そんなタイミングで、この本のことを書評で知り、読んでみることにしました。 本書は全六章で、構成されています。 第一章の最初で著者は、「本書は古生物学の研究成果をピックアップしたものではなく、古生物学者の普段の研究現場の様子を紹介する内容である」と、宣言しています。 その上で第二章以降に、古生物学者が実際にどのような活動を行っているのかを、紹介しています。 第二章は、化石の年代を特定する前提となる、地層について。 以前から、「発掘された地層から、その化石の年代を特定するというけれど、どれだけ正確に見積もることが出来るのだろう?」と、疑問に思っていました。 この章を読んで、この疑問はあながち的外れではなかったなと、感じました。 地層から年代を推定するには、侵食等による堆積の中断や各地層の堆積速度等々、さまざまな要素を考慮する必要があるのだと、理解しました。 第三章は、発見された化石が、どのような前提で分析されているかについて。 ある程度想像していましたが、かなりざっくりした仮定の元で、調査研究がなされているのだと、理解しました。 第四章は、ざっくりした仮定の元で研究されている古生物について、何がわかっているのかについて。 第五章は、化石以外の情報から、古生物にアプローチしている研究について。 生存した生物全体の中でも、わずかな割合の個体・部分しか、化石として残らない。 しかも、生物には個体差がある。 そのような条件の中で、法則や傾向を見出し、古生物の姿や生態に少しずつ、迫っているのだと理解しました。 第六章は、研究分野としての古生物学の今後について。 膨大な研究対象に対し、悲しいほど少ない研究者の数。 試されていない研究アプローチも多くありそうなので、著者が書いている通り、ブルーオーシャンが広がっているのかもしれないなと、思いました。 本書の位置づけを乱暴にまとめると、「古生物学を研究するとは、どういうことなのか」ということを、業界の内側にいる立場から、一般の読者に分かりやすく説明しようとした本、と言うことになるかと思います。 読者の興味を集めるという点では、近年の華々しい研究成果をアピールした方が、良かったのかもしれません。 しかし、「古生物学が幅広い研究対象を持ちながら、恐竜という特定の生物に関心やリソースの投入が偏っている」という著者の問題意識があり、そのことを理解してもらうためにも、このような構成にしたのだと、自分なりに理解しました。 特定の分野への偏りというのは、他の研究分野でも、起こっているのかもしれませんね。 目先の成果を追うのか、後の研究につながる知見を、積み上げていくのか。 営利が第一目的ではない研究をどう育てていくのか、その費用をどうねん出するのか。 古生物学という特定分野での話でしたが、日本の学術界全般の問題についても考えさせてもらえた、一冊でした。 .

Posted by ブクログ

2024/06/02

古生物学は、化石を扱うことがメインである。 でも、それでは、できることが限られる。 化石からはわからないことが多い。 そのために、生物を化石目線で研究する手法や、数理モデルを活用して推測する方法がとられる。 同じ研究テーマに対して、みんながみんな地質学のアプローチしかとれないと...

古生物学は、化石を扱うことがメインである。 でも、それでは、できることが限られる。 化石からはわからないことが多い。 そのために、生物を化石目線で研究する手法や、数理モデルを活用して推測する方法がとられる。 同じ研究テーマに対して、みんながみんな地質学のアプローチしかとれないとしたら、確かに多様性がない。ダイバーシティって、研究においても重要だ。 学部が小さく先生たちの専門性の幅が小さいと、いろんなアプローチのトレーニングが受けられない。それって、やはりマイナスだなぁ、と思う

Posted by ブクログ