商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2024/04/09 |
JAN | 9784167922061 |
- 書籍
- 文庫
彼は早稲田で死んだ
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彼は早稲田で死んだ
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商品レビュー
4.1
8件のお客様レビュー
読み応えのあるものでした。この時代に多少の憧れもあった時代のものとして非常に興味深いです。たぶんノンポリで過ごしてたと思う。いつの日か革マルと中核がなぜ大学に広がったか知りたい。
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1972年11月、革マル派が支配していた早稲田大学文学部構内で、一人の学生が虐殺された。後に「川口大三郎君事件」と呼ばれるこの悲劇をきっかけに、一般学生は自由を求めて一斉に蜂起。しかし事態は思わぬ方向へと転がり、学外にも更なる暴力が吹き荒れて――50年前、「理不尽な暴力」に直面し...
1972年11月、革マル派が支配していた早稲田大学文学部構内で、一人の学生が虐殺された。後に「川口大三郎君事件」と呼ばれるこの悲劇をきっかけに、一般学生は自由を求めて一斉に蜂起。しかし事態は思わぬ方向へと転がり、学外にも更なる暴力が吹き荒れて――50年前、「理不尽な暴力」に直面した著者が記した魂と悔恨のルポ。 話には聞いたことがあるものの、自分が生まれる20年前の話なので正直実感はわかない。想像もつかないし、自分の大学のキャンパスは小規模だったこともあり、ぽわんとした空気だった。おちおち安心して通えないのでは、大学として成り立っていないし、学ぶ場所であって政治や信念を押し付け合う場所ではないはずだ。非暴力や寛容という精神は、海外でのデモや戦争に対してもジレンマとして降りかかる難題だが、今の極右派にはいつか終焉が来ると願うしかない。そのためには社会全体で理性的な非暴力の精神を培っていくしかないのではないかと思った。
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「不寛容な暴力に寛容で立ち向かう」 全ての人にその人にとっての正義がある。ということを学びました。 知る必要のある歴史でした。歴史と言えるほど昔の話ではないけど、、 村上春樹の小説などでたびたび登場する学生運動について知ることができてよかったです。
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