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夜の人々 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2024/03/28 |
| JAN | 9784102405215 |
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夜の人々
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夜の人々
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商品レビュー
3.5
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終身刑の青年ボウイは、囚人仲間のTタブとチカモウと組んで脱獄する。3人は銀行強盗で大金を手にすると、逃亡しながら次々と罪を重ねる。そしてボウイはキーチーと出会う。2人は惹かれ合うが、自動車事故を起こしたボウイは警官殺しの汚名をきせられ凶悪犯として追われることに…。転落する青春の物...
終身刑の青年ボウイは、囚人仲間のTタブとチカモウと組んで脱獄する。3人は銀行強盗で大金を手にすると、逃亡しながら次々と罪を重ねる。そしてボウイはキーチーと出会う。2人は惹かれ合うが、自動車事故を起こしたボウイは警官殺しの汚名をきせられ凶悪犯として追われることに…。転落する青春の物語だ。 キーチーは子供を身ごもり、彼女のためにボウイは静かに暮らすことを約束する。しかし、しかしである。こうした話のラストはハッピーエンドではない。ボウイたちの視野の狭さ、選択肢の少なさが命取りになるのだ。 ボウイの選択は理屈ではない。今まで一緒にいた時間が長かった者や一緒に大きな仕事をした仲間こそ大事なのだと思い込んでしまう愚かさ。ボウイにとって一番大切なのはキーチーとの暮らしなのに。それを心底で認められないのは、ボウイがろくな選択肢を持ってなくて他の選択をすることに思い至らず、また不幸だとわかっていてもそれを選ばないと今後の人生の中でずっと後悔すると思ってしまうほど束縛されているからだ。 こういう思考に囚われたら、たとえ目の前に幸せがあってもそれを掴まずに破滅へ自ら向かっていくのだろう。何が幸せなのかは人によって様々だから、もしかしたらこれがボウイたちのような考え方の人にとっての幸せなのかとも思う。となると、我々のような違う価値観を持った人にとっては、頼むから他人には迷惑かけないでくれ、と言うばかりだ。
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- ネタバレ
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レイモンドチャンドラーに激賞されたという謳い文句に誘われて購入。1937年、大恐慌の最中に書かれ、原題は『Thives like us』 終身刑で囚われていたボウイ・バウアーズは仲間のTダブ、チカモウと一緒に脱獄を果たす。3人は銀行強盗を繰り返し犯行を重ねていく。 ボウイはやがて仲間の遠縁の娘キーチーと出会い、2人だけで逃亡することに。 Tダブはやがて下手をこいて撃たれ、チカモウは再び収攬されることに。 ボウイも再び追い詰められ、やがてキーチーもろとも特殊部隊に銃撃されることに。 「ここ以外の場所にわたしのほしいものなんて、何もないから。何一つ、ぜんぜん!」 お互い以外になにも持っていない2人の ぎこちない愛の逃避行。 1930年代の俺たちに明日はない。 こういうのは好きです。
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CL 2024.6.28-2024.6.29 1937年の作品の本邦初訳。 ノワール小説の原点であり、この時代にしか書かれようがなかった作品、とのことだが、1930年代のアメリカでの社会批判が現代の日本社会にも通じるものがあるという皮肉。 原題の「俺たちと同じ泥棒」 日本の政治家...
CL 2024.6.28-2024.6.29 1937年の作品の本邦初訳。 ノワール小説の原点であり、この時代にしか書かれようがなかった作品、とのことだが、1930年代のアメリカでの社会批判が現代の日本社会にも通じるものがあるという皮肉。 原題の「俺たちと同じ泥棒」 日本の政治家たちがまさにそうだよね。 そしてボウイとチーキーのなんともイノセントな恋心。余韻の残る作品だった。
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