![三体 Ⅱ(下) 黒暗森林 ハヤカワ文庫SF](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/002028/0020282077LL.jpg)
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2024/04/23 |
JAN | 9784150124434 |
- 書籍
- 文庫
三体 Ⅱ(下)
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三体 Ⅱ(下)
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商品レビュー
4.7
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『三体II 黒暗森林』の下巻。比較的落ち着いた展開を見せていた上巻と異なり、下巻では物語が大きく展開していく。言うまでもなく、下巻の白眉は2千隻もの太陽系艦隊が派遣される「水滴」鹵獲作戦であるが、そこで描かれる描写は圧倒的と言う他ない。シリーズ中でこの暗黒森林篇が最も人気が高いと...
『三体II 黒暗森林』の下巻。比較的落ち着いた展開を見せていた上巻と異なり、下巻では物語が大きく展開していく。言うまでもなく、下巻の白眉は2千隻もの太陽系艦隊が派遣される「水滴」鹵獲作戦であるが、そこで描かれる描写は圧倒的と言う他ない。シリーズ中でこの暗黒森林篇が最も人気が高いというのも頷ける。小説という手法にもかかわらず、宇宙戦の緊張感やスピード感をこれほど感じさせる作者の力量には脱帽するばかりである。本書になってようやく章北海にスポットが当たるところにも感慨深いものがあった。 しかしながら、それでもやはりこの下巻のクライマックスは「暗黒森林理論」であろう。本作はこの暗黒森林理論によって「フェルミのパラドックス」に一定の解答を示したとされているが、個人的にはこの暗黒森林理論は「極めて中国人的な」アイディアだと感じている。このことはおそらく作者自身も自覚していないであろうが、中国人作家ならではのアイディアが提示されたという点ではSF界としては新鮮だったのであろう(益尾知佐子『中国の行動原理—国内潮流が決める国際関係―』(中公新書、2019年)を参照されたい)。その点は別としても、羅輯が結論に至り、物語が(一旦は)終結するまでの展開はそれだけでドラマチックであり、シリーズをここまで読み通してきた人であれば大きな感動を得られるはずである。
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大団円! なのに、なぜ続編が???? という気持ちで読み終わった。 水滴に滅ぼされなくてよかったね、地球。で終わらないことに一安心。 宇宙の真理は暗黒か愛か、という羅輯のテーマはさておき、父性原理を背負って立つ章北海の孤独が痛切。デビルマンもそうだった。初代仮面ライダーもそうだ...
大団円! なのに、なぜ続編が???? という気持ちで読み終わった。 水滴に滅ぼされなくてよかったね、地球。で終わらないことに一安心。 宇宙の真理は暗黒か愛か、という羅輯のテーマはさておき、父性原理を背負って立つ章北海の孤独が痛切。デビルマンもそうだった。初代仮面ライダーもそうだった。東アジアのお父さんたちは、いつだって黙って独りで闘ってる。舞台はSFだけど、通奏低音は昭和の任侠映画みたい。 一方で、水滴が宇宙艦隊を殲滅するシーンには爽快感も感じたし、艦隊同士が共食いするのも、まあ、軍隊ならそうなるよね、と納得。だって、生存のために攻撃に特化したのが軍隊なんだから、生き残るためには何でもして当然。 そして、東アジアだなー、と思ったのは荘顔。二百年先で待ってる、とか、『夢十夜』かよ!!!と思った。東アジアのインテリ男性って、まだ「待つ女」が理想なんです?????
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黒暗森林読み終わった。面白かった。ジャン・ベイハイなぁ〜辛い役回りだったなぁ。タイトル回収シンプルで良かった。次、行くかぁ〜次のタイトル不穏すぎるなぁ
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