三体 Ⅱ(下) の商品レビュー

4.7

45件のお客様レビュー

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2024/09/10

やっとやっとやっと読み終わったー 三体Iよりスケールはさらに大きくなりIIの下巻は特に面白かった!ラストはいい感じで終わったのでIII読まずに終わりかな。

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2024/09/04

相変わらず面白い。 この2巻で終わってもいいんじゃないかというくらいの、圧巻のラスト。 でもまだ問題は山積みだから、当然IIIも読みます。 楽しみです。

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2024/09/03

上巻から一転、物語は大きく進み、希望と絶望が交互に押し寄せる流れに引き込まれました。この先何が起こるのか、第三部を読むのが楽しみです。

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2024/08/29

第2作佳境、最後の決戦に向けて、人類の叡智が総動員される。 これまでのジェットコースター的展開は少しも留まることなく、ラストまで読者を引っ張っていく。SFの奥深さ・可能性がよくわかります。 当初はあまりに壮大な物語に挫けるかな、と思っていましたが、何のその。引き続き次巻にチャレン...

第2作佳境、最後の決戦に向けて、人類の叡智が総動員される。 これまでのジェットコースター的展開は少しも留まることなく、ラストまで読者を引っ張っていく。SFの奥深さ・可能性がよくわかります。 当初はあまりに壮大な物語に挫けるかな、と思っていましたが、何のその。引き続き次巻にチャレンジします。 これまであまりSFを読んでこなかったことを少し後悔するほど、面白い。

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2024/08/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

宇宙艦隊が国家として独立、大峡谷後のシンギュラリティにより空間に生活圏を移すことでユートピアを実現した地下都市の出現など、現代の人類はその技術力を持ってして、三体世界に対する畏怖を完全に克服したのだと、羅輯同様に驚嘆しながら少しづつ理解を進めて読んでいきました。 羅輯が覚醒直後に同室だった青年や、看護師の女性などの言動から鑑みても、三体人は現代の地球では下等動物に等しい扱いを受けていることが伺えます。これは、三大艦隊上層部も例外ではありませんでした。 人類はもはや三体世界を超越した存在である、という大きな誤認が地球内外を問わず人類の意識に固く刻まれている、ということが三体世界の恐ろしさに焦点を当てる上で非常に重要な前提となっています。 そして、三体の探査機(通称”水滴”)鹵獲作戦中に、人類が誇る二千機超の恒星型宇宙艦隊は、たった一滴に蹂躙されることになりますが、この水滴による殺戮の描写はまさにスペクタクルといえます。水滴は的確に燃料タンクを破壊していきますが、それを奇跡的に逃れた戦艦がより残酷な最期を遂げていく。特筆したいのは、水滴から逃れるために第四宇宙速度による航海に入った船から脱出が間に合わなかった船員が潰されていき、内臓や骨を含んだ血の鏡体が船内を彩るというグロテスクでありながらとても美しい描写です。宇宙戦争というファンタジーにおけるリアリズムを希求した表現でした。 それら描写を徹底的に行なったこと、そして、人類の戦力全てと言える三大艦隊を葬った水滴は、文字通り三体艦隊が放ったたった一滴の水滴でしかなく、二世紀後には水滴を作る技術力のある文明が地球に到達すること。 人類が二世紀に渡り三体と相対し、到達した結論が「どうすることもできない」であったことは、読者にも大きな絶望を与えたと思います。 私は、黒暗森林の主人公は羅輯と章北海の二人であるとみなして読み進めていたので、北海の最期を簡単に受け入れることは難しかったです。放射ドライヴを推進システムとするための大量殺人、戦艦「自然選択」を乗っ取り太陽系離脱を果たした章北海がエデンの園の争いで後手に回ることは、多くの読者の想像の及ぶところではなかったのではないでしょうか。 私はフィル・ディックのSF作品が大好きですが、『三体シリーズ』は、プロットがあまりに洗練されていて、ストーリーテリングの技術に感動さえ覚えました。死神永生も楽しみです。

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2024/08/18

一部に比べてさらにスケールが増しました。 未来に向かって話は進んでいきます。 二部を読み終わって改めてタイトルの『黒暗森林』は秀逸だなと感じました。 未来の世界ががとてもワクワクした。 これがSF作家なのかとまさに驚嘆です。 上巻はいろいろ前提条件を知るためにやや理解する...

一部に比べてさらにスケールが増しました。 未来に向かって話は進んでいきます。 二部を読み終わって改めてタイトルの『黒暗森林』は秀逸だなと感じました。 未来の世界ががとてもワクワクした。 これがSF作家なのかとまさに驚嘆です。 上巻はいろいろ前提条件を知るためにやや理解するのに時間がかかりましたが下巻はほんとに没頭しました。 登場人物もどれも粒ぞろいで愛すべき人物像で描かれています。 自然選択、艦長代行のジャンベイハイの信念を曲げないつよさにしびれました。 ルオジーとシーチアンのコンビも最高。 この本を読んでいるときは 私の仕事の悩みなどほんとに取るに足らない些細なものだなと感じるほどでした。 本書は私にとっての一服の清涼剤でした。 3部が待ちきれません。

Posted byブクログ

2024/08/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ヒリヒリするような謎解きと頭脳戦でページを繰る手が止まらなかった第一部とは、かなり雰囲気が異なります。三体世界が地球文明を狙っていることが自明の理となった時代、どのように対抗していくか?というテーマ一本に絞られています。 そこで人類が編み出した秘策「面壁計画」。思考=発話である三体人には、「嘘をつく」「欺く」「考えを隠す」という概念がない。これを逆手に取り、個人に三体人への対抗策を”智子にも把握されないように、自分の頭の中だけで”練り上げる「面壁者」を複数指名し、全権を委譲する・・・という作戦ですが、鴨がここで色んな意味で印象に残ったのが、主人公・羅輯を除く3人の面壁者が考えた作戦が、いずれも人類社会を救うために大半の人類を犠牲にすること、または危険に晒すことを前提にした作戦だった、ということです。同類同士戦い続けることが当たり前だった人類社会にとって、それが当然の帰結なのかな・・・という、面白うてやがて悲しき人類かな、と鴨は思いました。「暗黒森林理論」という概念自体、相手を信じないことが絶対的真理という前提で打ち立てられた基礎理論ですものね。まぁなぁ・・・。 結果的に、羅輯の「呪文作戦」が功を奏し、人類と三体人は一時的な休戦状態に持ち込むことに成功します。 ただ、この状態が長く続くとは思えず・・・という緊張感の中で、第二部は幕を閉じます。第3部「死神永生」につながるストーリー展開ですので、「死神永生」読了後に、作品全体のレビューをまとめて行いたいと思います。いつになることやら(^_^;

Posted byブクログ

2024/08/01

配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=01429596

Posted byブクログ

2024/07/28

終末に向かう地球文明の描写や「呪文」や「黒暗森林」の詳細が明かされ、終盤にかけてこれまでで最もワクワクする展開を迎える。神小説であることを確信させてくれた一冊。天才。

Posted byブクログ

2024/07/26

上巻から一気にスケールも加速、呪文の真意と結末が判明すると上巻からまた読み返したくなる… 本のサブタイトルの由来でもある『暗黒森林理論』は性悪説的な闇深さもあるのだが、その前のストーリーで描かれている内容がインパクト強すぎて納得させられてしまう。好きだったのにな…章…

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