三体 Ⅱ(下) の商品レビュー
本書で提起される命題の一つ、この宇宙で知的生命体が他の知的生命体と遭遇した場合、どんな行動を取るのだろう?というもの。善と悪という概念は我々だけに持ち得る考え方なのかもしれない。宇宙全体で倫理という概念が存在するのだろうか? 人類が蟻をなんの感情も交えず踏み殺すがごとく、虫ケラの...
本書で提起される命題の一つ、この宇宙で知的生命体が他の知的生命体と遭遇した場合、どんな行動を取るのだろう?というもの。善と悪という概念は我々だけに持ち得る考え方なのかもしれない。宇宙全体で倫理という概念が存在するのだろうか? 人類が蟻をなんの感情も交えず踏み殺すがごとく、虫ケラのように人類を絶滅させることになんの躊躇もない知的生命体がいるかもしれない。言語的コミュニケーションが成立するような地球外生命体がいた場合、私たち人類はどんな行動をとるのだろう?どちらが、先に発見するかにより対応も変わるのだろうか? 人類が虫ケラと扱われるほどの、圧倒的な進化を遂げている地球外生命体と、どう対峙すれば人類は生き延びることができるのか? 圧倒的に不利な環境で人類は活路を見出せるのか? 下巻後半から読むスピードが早まり、時の経つのを忘れて読了。この三部作の第二部で物語が終わっても良いような読後感があるが、第三部へと続きが用意されている。さぁ、冒険の続きに繰り出そう。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「三体世界、宇宙が暗黒の森って気づいてたなら、もっと対処の仕様があっただろ」とは思ったが、とはいえ大逆転するとは、、、 1部以上に広がるSFのスケール。それにとどまることなく、その世界線で繰り広げられる政治や宗教などの描写も抜かりない。星艦地球の末路を出した後で、黒暗森林理論出してくる構成もきれい。作者の頭脳が恐ろしくて同じ人間とは思えない。一番面壁者になり得るわ、、、 三大艦隊がジャンベイハイへ手のひら返しは爽快だった。ぜひ映像で見たい
Posted by
専門用語が多く、分からなくても読めない訳ではないが、それ以前に文章量と情報量が噛み合ってないように感じて読み進める気にならない 読書筋付いたらまた読んでみるかも
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
第一部より面白いって本当?と疑いながら読み始めたらページを捲る手が止まらなかった。どうなるのか先が読めず、夢中で読んだ。大史、そして章北海が本当に良かった。常偉思も良かった。みんなもう物語から退場してしまうことが悲しい。最後の最後で希望があり、美しい終わり方だったのも良い。第二部は前評判通り、最高のエンタメだった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「私がおまえたちを滅ぼすとして、それがおまえたちとなんの関係がある?」 ……この一文が衝撃だった第2部。絶望と希望が入り乱れた展開の早い巻でした。次巻がどう始まるのか想像もできない。
Posted by
冬眠から目覚めた時代は三体世界より科学が発展したと見られた新時代 しかし「水滴」によって敗北主義が復活してしまう 上げて叩き落とすの本当やめてくれませんかね… 仮初の平和だとは思ったけど、そこまで叩き落とされるとは予想してなかくてめっちゃしんどい 最後に希望が望めたけど、3巻...
冬眠から目覚めた時代は三体世界より科学が発展したと見られた新時代 しかし「水滴」によって敗北主義が復活してしまう 上げて叩き落とすの本当やめてくれませんかね… 仮初の平和だとは思ったけど、そこまで叩き落とされるとは予想してなかくてめっちゃしんどい 最後に希望が望めたけど、3巻に続くんでしょ?また落とすんでしょ!?としか思えない;苦笑
Posted by
お、おもしろかった〜!!最後の最後まで気が抜けない。相変わらず専門的な知識は無いし難しい理論なんかは分からないけど、それでも最後まで楽しんで読むことができた。後半は久しぶりにページを捲る手が止まらない状況だった。 宇宙艦隊がどうなるのか、きっと次で分かるんだろうな。星艦地球の不...
お、おもしろかった〜!!最後の最後まで気が抜けない。相変わらず専門的な知識は無いし難しい理論なんかは分からないけど、それでも最後まで楽しんで読むことができた。後半は久しぶりにページを捲る手が止まらない状況だった。 宇宙艦隊がどうなるのか、きっと次で分かるんだろうな。星艦地球の不帰の旅路、読んでいて想像もつかないくらい恐ろしくてたまらなかった。乗組員の心理状態、どんなよ…東方延緒の名前、頑張って覚えたのに… 最初はなんだこいつと思ってたキャラクタも、読んでるうちに親しみが湧いてくる。これは三体Iの時よりもそうで、IIの方が遥かに名前を覚えやすかった(それでも苦労したし、最後までふりがなが無いと読めない名前は沢山ある)。 間に違う本を挟んでⅢを読みたい!注文しなきゃ!
Posted by
いや、相変わらず読みずらい。人の名前、戦艦の名前、頭に入ってこない。 3も買ってしまったので、頑張って少しずつ読み進める予定。
Posted by
めちゃくちゃ面白かった。最後の主人公による三体世界との交渉が最高にクール。黒暗森林理論という考え方も、宇宙スケールで社会を考えると、確かにそうかもしれないと思わせる説得力がある(決して人間社会の地球スケールで理解しようとしてはいけない)。 何億年も文明を発展させてきた星がこの宇宙...
めちゃくちゃ面白かった。最後の主人公による三体世界との交渉が最高にクール。黒暗森林理論という考え方も、宇宙スケールで社会を考えると、確かにそうかもしれないと思わせる説得力がある(決して人間社会の地球スケールで理解しようとしてはいけない)。 何億年も文明を発展させてきた星がこの宇宙のどこかにはあるかもしれない。しかもそれが無数に。ロマンですね。。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読み終わったら、水滴が怖くなった。私も気づかないうちに精神印章を押されたのかもしれない。 星艦地球のところの件、当初は燃料の問題があるからそうだよなぁそうなっちゃうよなぁと思って読んでいたけど、ここが暗黒森林理論に繋がっていくところ、ぞわっとした。なるほどなぁと。宇宙社会学すごい。というか最初の最初に気づいてた葉文潔よ。 三体世界との最後の戦いが始まったところも、えっここから戦うの?マジで?どうやって?水滴来ちゃうよ?と教科書みたいな読者姿勢で、のめり込んで読んだ。ルオジー、本当に凄い。 次の三部作完結編も読む。
Posted by