商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2024/03/01 |
| JAN | 9784065352502 |
- 書籍
- 新書
サピエンス前史
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サピエンス前史
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商品レビュー
3.4
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脊椎動物の進化系譜を現生人類に絞って時系列で追っていく。すると我々が何者かについての理解が深まり、分岐が激しくて分かりにくい進化史の理解も整理されるため良い企画だった。魚類→両生類→爬虫類→哺乳類で進化したという古い理解は、魚類→四足動物から様々な枝分かれに進化していった新たな常...
脊椎動物の進化系譜を現生人類に絞って時系列で追っていく。すると我々が何者かについての理解が深まり、分岐が激しくて分かりにくい進化史の理解も整理されるため良い企画だった。魚類→両生類→爬虫類→哺乳類で進化したという古い理解は、魚類→四足動物から様々な枝分かれに進化していった新たな常識にアップデートされる。我々が知っている現存する脊椎動物5種類で全てが分類されるわけはない。2020年代の論文や書籍も多数取り扱われる。 DNAの情報や化石から、いつから器官や組織を獲得したのかの推測が非常に知的好奇心をくすぐる。汗腺から乳腺が進化したと考えられていて、最初は殻の薄い卵を保護することからスタートしたという説がある。まさに哺乳類の起源に迫る謎だが、なぜ雌のみが授乳するのか?これは初期からすでに父母など家族間で連携があったためなのか?単孔類が現存するということは、胎盤獲得よりはるか昔に哺乳システムを開始していたことを思わせる。そして赤ちゃんは哺乳期間には歯が生えてこない工夫になっている。そもそも哺乳類の歯が何回も生え変わらないのは、多様な上に超高機能の仕様になっているためだという。芸能人でなくても歯は大切だ。 カンブリア爆発は有名だが、新生代に入ってからの哺乳類の多様化も同じくらいインパクトがあった。ネズミのような小型生物から、わずか数十万年でゾウやらウシやらイヌやらサルやらまで分岐しているのは驚きだ。 新生代が始まってすぐ大森林が形成された、長らく我々の祖先は樹上生活者だったようだ。虫や木ノ実を識別させるため視力を発達させた。やがて寒冷で乾燥を伴う氷河期が繰り返され森林面積は大きく減少することで生活環境が変化。類人猿には固い根茎類やナッツ類を主食にするグループ、肉を主食にするグループが分かれていき、前者は絶滅し後者はヒトの系譜に繋がる。サピエンス、デニソワ人、ネアンデルタール人はそれぞれ交配してきたことが分かっている。今はサピエンスだけが残っているが、この理由を暴力や排他性に求めるのが「サピエンス全史」など、よくある説明だが、「サピエンス前史」では別の説明が提案されている。ライガーしかりラバしかり、本来は交雑による子孫は繁殖能力が落ちる。しかしサピエンスは交雑でも繁殖能力が落ちにくい特性があったのではないか、というのが推測になる。どちらの説が検証可能で科学的といえるか。どちらの説がもっともらしい想像の産物といえるか。
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生命の進化の中でも、ホモ・サピエンスに連なる系譜を辿り、その系統樹の枝わかれにおいてどのような特徴や性質が現れてきたのかに着目した生命史。これまでも古生物進化に関わる本は読んだことがあったけど、サピエンスへ連なる系統に絞った構成もなかなか面白かった。特にサピエンスに連なる系統と両...
生命の進化の中でも、ホモ・サピエンスに連なる系譜を辿り、その系統樹の枝わかれにおいてどのような特徴や性質が現れてきたのかに着目した生命史。これまでも古生物進化に関わる本は読んだことがあったけど、サピエンスへ連なる系統に絞った構成もなかなか面白かった。特にサピエンスに連なる系統と両生類や爬虫類など他の系統がいつの段階でわかれたのかなど、自分が小中学生の頃習ったものから学説が更新されていて新鮮さを感じるものもちらほらあったのも楽しかった。
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ホモ・サピエンスが誕生するまでにどう進化し、分岐を繰り返してきたのかを見ていく書籍。当たり前のように二足歩行で生活しているが、二足歩行と言う能力も進化の賜物であり、そこまでに数々の変化に適応してきたことを学んだ。
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