商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2024/03/22 |
JAN | 9784041143254 |
- 書籍
- 文庫
極楽に至る忌門
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極楽に至る忌門
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商品レビュー
3.9
23件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
大切なものと引き換えてでも自分は極楽に行こうと思える心がいちばん怖い。 老人から子どもまで、毒気のある人物が次々出てきてお腹いっぱいになった。特に泣き仏、あの日記を娘に読ませようとする母親の気持ち、理解できないし理解したくもない……
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
思いっきり嫌な気分に浸りたかった。 電子で買って一気読み。紙でも欲しい。 最高に最悪な4つの短編。 人の濁り切った感情を最大公約数に濾過してホラーに消化するのが上手いな。物部さんは「芸能人みたいに見た目が良い」と描写されるけど実際どんな顔なんだろう。予想するのが難しい。 読み直したら謎が出てきたので整理のために書き出します↓ 頷き仏 ばあちゃんの「頷き仏をね、近づけたの」は自分が死んでこの土地を守る覚悟をきめたってこと?わざわざ東京から孫が帰ってくる時にやるべきことなのか? それに対して匠が「様子を見てくる」は自分が死ぬことを分かった上でのことなのか?そもそも隼人を連れてきた時点で隼人に復讐する気はあった? 匠と隼人の痴情の縺れが、途中から判明してなぜ隼人が匠の頼みを断れないのかわかるのが嫌なスッキリ感。
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匠もよくこうして、うんうんと頷きながら、隼人の話を聞いた。 なんでもないことでも、うんうんと頷いてきて、気分が良かった。 気分が良かったから、少しはいい思いをさせてやろうと思った。 善意と善意だったのだ。始まりは。 誰にも責められるべきではない。 (頷き仏/泣き仏/笑い仏/外れ...
匠もよくこうして、うんうんと頷きながら、隼人の話を聞いた。 なんでもないことでも、うんうんと頷いてきて、気分が良かった。 気分が良かったから、少しはいい思いをさせてやろうと思った。 善意と善意だったのだ。始まりは。 誰にも責められるべきではない。 (頷き仏/泣き仏/笑い仏/外れ仏)
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