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揺籠のアディポクル 講談社文庫
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揺籠のアディポクル 講談社文庫

市川憂人(著者)

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揺籠のアディポクル 講談社文庫

913

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2024/03/15
JAN 9784065343425

揺籠のアディポクル

¥913

商品レビュー

3.3

6件のお客様レビュー

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2024/12/01

感染症は罹患した状態だと人に会えないというのが、最も辛いのではないかと直近のコロナでも感じました。 コノハが幸せであることを願います。 「印刷された本みたいに一文字も変わらない思い出なんて、私たち人間は、絶対に持つことができないの」

Posted by ブクログ

2024/09/19

 無菌病棟『クレイドル』でのボーイミーツガールを経て大嵐で外界から隔絶され、少女が侵入不可能の状態で刺殺される謎が謎を呼ぶミステリーで、『アディポクル』の正体や殺人犯が気になり読み進めたが、衝撃の結末に感情を揺さぶられた。ミステリーでもあり恋愛小説でもあるのが本作の魅力だった。

Posted by ブクログ

2024/07/16

隔離された無菌病棟にいた少年少女二人のうち、少女が死んでいた事件のお話 以下、公式のあらすじ ---------------------- 孤立した無菌病棟に、少年と少女。 翌朝、一人だけになった。 ☆☆☆ 『ジェリーフィッシュは凍らない』の著者による 甘く切ない青春の痛み...

隔離された無菌病棟にいた少年少女二人のうち、少女が死んでいた事件のお話 以下、公式のあらすじ ---------------------- 孤立した無菌病棟に、少年と少女。 翌朝、一人だけになった。 ☆☆☆ 『ジェリーフィッシュは凍らない』の著者による 甘く切ない青春の痛みをまとった 本格ミステリ ☆☆☆ 無菌病棟、通称《クレイドル》。 タケルと、コノハ、二人だけが入院する施設が、大嵐で貯水槽に通路を寸断され、外界から隔絶される。 不安と焦燥を抱え、日付を越えた深夜──。 コノハは胸をメスで刺され、死んでいた。 二人きりのはずの無菌病棟で、外気にすら触れられない彼女を誰が殺したのか? 震える結末! ---------------------- これはミステリではなくヒューマンドラマですねぇ ボーイミーツガールもの 結末は美しい そして、救いがあるけど、ない…… が、設定に色々と無理というかご都合主義的なものを感じてしまった 「アディポクル」は作中の造語ではなく、実際に存在する言葉 アレとアレのミステリで知っていたけど、英語だとこの単語になるのね だからといって、まさかそんな物語に都合の良い状態になるかねぇという疑問 人間の代謝ってそんな単純なものじゃないですけどね 一応伏線はあるんだけど、それを前提にしても設定にツッコみたい点がいくつか 病気もそうだし、病棟の構造のアンバランスさ、そしてこんな状態に至った理由とか 病棟を出るときのアレは気づいた 医療関係者でなくとも、危険物を取り扱う施設の知識があると違和感を感じるでしょうねぇ と、色々とツッコミどころはあるんだけど 最期の種明かしのところは涙を誘う 彼女にとって何が救いだったのか そして、何故そんな事をしたのか 救われないけど、救われてたという、何とも不思議な読後感ですねぇ

Posted by ブクログ