商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2024/03/11 |
JAN | 9784488016883 |
- 書籍
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闇の中をどこまで高く
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闇の中をどこまで高く
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商品レビュー
3.6
10件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
新聞書評欄で2度ほど目にして、興味を持って図書館に予約を入れて読んでみたもの。 ちょっと、のめり込めなかった(外国文学苦手?!)。 物語としては、先のコロナ禍パンデミックを想起させる、新たな致死のウィルスの蔓延、その中で描かれる、人間の様々な所業が、章ごとにぶつ切りに描かれる。 新聞書評によれば、各章(14章ある)の登場人物それぞれが、終章で関連性が解き明かされ、 「伏線が驚くべきべき形で回収されるから再読必須」 とのことだったので楽しみに読みはじめたが、読み通すほど、個々のエピソードに魅力が感じられず、最終章近辺を横目で見ながら読んでみたが、その「驚くべき形」が、あまりにも懸け離れている印象で、もちろんSF小説なので、どれだけ時空を飛躍しようとも、あり、なのだが、自分は、ついていけなかった。 安楽死を実行するテーマパーク、豚の臓器を移植する医学の発展、未来の葬儀の形、死者の記憶を持つロボドッグ etc., etc.,,,, うーん、どこか既視感のある、事象の羅列で、興味をそそられなかった。 ロボドッグの話なんかは、失った恋人の声を発するよう手術された愛犬との悲劇を、手塚治虫が「ブラックジャック」で語っていた話を思い出したりもした。 要は、使い古されたネタが多い気がした。
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あとがきを読むとCOVID19以前にほぼ完成していたとのことであるが、やはり(第五類移行現在である2024年であっても)コロナ禍時代を思い出し深く染み入る。 決して読みやすい作品ではないが大傑作「三体」にもつうじるSF的カタルシスもあり、好きな人には刺さると思う
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この本がコロナ前に書かれたと知り驚く。今を表しているような、この先を表しているような、SFのような現実のような。 静かで切ない。
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