商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 潮出版社 |
発売年月日 | 2024/03/05 |
JAN | 9784267024153 |
- 書籍
- 文庫
裁判官 三淵嘉子の生涯
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裁判官 三淵嘉子の生涯
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商品レビュー
3.8
9件のお客様レビュー
虎に翼の虎ちゃんの実話。 著者ご本人があくまでフィクションと述べられています。 きっとそのおかげでサクサク読めました。 今でもなかなか大変な時もあるのに三淵嘉子さんのご両親の考え方がとても新しく柔軟なことに感動しました。
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これは物語仕立ての本。 名古屋裁判所に行くときに雇ったお手伝いさんのことがけっこう書いてある。物語なので、どこまでフィクションがあるのかわからないが、お茶の水高女時代の同級生の親戚の娘の郁子という20代の女性である。郁子さんは名古屋はもちろん、東京に戻ってからもずっといた。しか...
これは物語仕立ての本。 名古屋裁判所に行くときに雇ったお手伝いさんのことがけっこう書いてある。物語なので、どこまでフィクションがあるのかわからないが、お茶の水高女時代の同級生の親戚の娘の郁子という20代の女性である。郁子さんは名古屋はもちろん、東京に戻ってからもずっといた。しかも、乾太郎と結婚後も三淵家に郁子を連れて行った、とあるのだが、本当なのだろうか。 さらに家政婦でいえば、嘉子が独身時代、実家にいたころにも家政婦がいた、ともあった。 名古屋も東京も官舎ぐらし。東京に戻ってからすぐに原爆裁判に取り組むことになりとても忙しかったとある。さらにそのころ、嘉子の判決に不服の老女に襲われ、それは自らが裁判官として至らないから、と同僚の内藤頼博に相談に行く。 その一件を経て、三淵乾太郎の求婚を受け入れた。と続く。その後の三淵家でのあれこれは、主にお嫁にいった長女那珂とのいさかいが小説なので臨場感をもって描かれている。那珂は裁判官と結婚していて近くの官舎に住んでいる。次女の奈都は21、三女の麻都は18、長男の力は14で芳武の一つ上。 嘉子に乾太郎を引き合わせたのは、裁判官の先輩の内藤頼博だが、彼は(乾太郎の母の)静に頼まれたらしい、とあり「三淵嘉子」(神野潔著)の本と同じだ。昭和25年に嘉子はアメリカ視察から戻った直後、乾太郎の父忠彦が亡くなり、忠彦の本の再版を手伝ったので、嘉子は同僚と弔問に行っている。 2024.3.20初版 2024.5.5第3刷 図書館
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父親から勧められて読んだ。 日本で女性初の弁護士、裁判所長になった三淵嘉子のお話。 快活な嘉子の性格が好ましく一気に読んだ。女性は家庭に入って子育てするべきもの、学ぶ必要などないという時代に好きな法律の道に進むのは現代からは想像つかない程険しいものだったのだと思う。 私達が今生き...
父親から勧められて読んだ。 日本で女性初の弁護士、裁判所長になった三淵嘉子のお話。 快活な嘉子の性格が好ましく一気に読んだ。女性は家庭に入って子育てするべきもの、学ぶ必要などないという時代に好きな法律の道に進むのは現代からは想像つかない程険しいものだったのだと思う。 私達が今生きているのはこういう先陣を切ってくれた女性達のお陰なのだと実感する。 「女」弁護士等という肩書きは要らないとか、犯罪を犯した少女のエピソードなどとても良かった。
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