商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2024/02/15 |
JAN | 9784065328170 |
- 書籍
- 文庫
福島第一原発事故の「真実」 ドキュメント編
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福島第一原発事故の「真実」 ドキュメント編
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商品レビュー
4.8
9件のお客様レビュー
東日本大震災、当時は高校生。自分のことで精一杯で何も理解していなかったけれど、一歩間違えれば今頃首都圏は壊滅だったんだということ。それを、表面的なことではなくて実際何が起こっていたのか、誰が何を考えどう判断していたのか、詳しく知れて良かった。私一人にできることは限られど、これが広...
東日本大震災、当時は高校生。自分のことで精一杯で何も理解していなかったけれど、一歩間違えれば今頃首都圏は壊滅だったんだということ。それを、表面的なことではなくて実際何が起こっていたのか、誰が何を考えどう判断していたのか、詳しく知れて良かった。私一人にできることは限られど、これが広く知られることが大切だと思った。子供が大きくなったとき、正しく語れるようにしておきたいなと。
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過酷事故発生時には、中の状態を示す計器も動かず、弁の開閉や水の注入などの安全装置も動作しない。福島原発事件が最悪の結果にならなかったのは、安全設計されてたからでもないし、現場が(我が身を顧みずに頑張ってくれたのは事実だけど)頑張ったからでもない。単にいくつかの幸運と偶然と、むしろ...
過酷事故発生時には、中の状態を示す計器も動かず、弁の開閉や水の注入などの安全装置も動作しない。福島原発事件が最悪の結果にならなかったのは、安全設計されてたからでもないし、現場が(我が身を顧みずに頑張ってくれたのは事実だけど)頑張ったからでもない。単にいくつかの幸運と偶然と、むしろパッキンなど事故発生時の温度や圧力に耐えられない弱い部材が使われていたことがたまたま被害の拡大を防いだからにすぎない。 それでも。 この国は、この国の国民は、全国の原発再稼働を選択した。 廃炉コストや廃棄物管理コストを考慮しない、目先のまやかしの電気料金を最優先にして。 廃炉コストや廃棄物長期管理のコスト、とてつもない事故発生リスクを将来世代に押し付け、今だけの都合、自分たちだけの都合で。 もはや、正気の沙汰とは思えない
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NHK取材班10年間の成果。 震災当時稼働していた1Fの1〜3号機は発震直後の緊急停止は成功していたが、津波による電源喪失により冷温停止状態に持ち込めず、燃料棒が過熱、圧力容器、格納容器内の温度、圧力が限界値を超えて上昇していく。 停電の暗闇で計器も動かず、原子炉内の様子も掴...
NHK取材班10年間の成果。 震災当時稼働していた1Fの1〜3号機は発震直後の緊急停止は成功していたが、津波による電源喪失により冷温停止状態に持ち込めず、燃料棒が過熱、圧力容器、格納容器内の温度、圧力が限界値を超えて上昇していく。 停電の暗闇で計器も動かず、原子炉内の様子も掴めない中、状況を把握できていない官邸や本社から横槍が入る。 1号機、3号機、4号機と立て続けに水素爆発を起こし、散乱する瓦礫や線量に、死も覚悟しつつベントと注水に挑み続ける現場要員たち。 最悪の場合、原発から半径250キロ圏内の避難もあり得たということだが、現実的にはどうだったのか。 電源喪失がすべての始まりとはいえ、当時の装備で行い得た最善の対応と現実はどう違ったのか。 その差が、被害の拡大にどの程度つながったのか。 本社、官邸はどのように支援、監督すべきだったのか。 本書の目的とは違うかもしれないが、そういった検証なしにこの事故の総括はできないのではないだろうか。
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