商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 日経BP/日経BPマーケティン |
| 発売年月日 | 2024/02/02 |
| JAN | 9784296118533 |
- 書籍
- 文庫
セゾン 堤清二が見た未来
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セゾン 堤清二が見た未来
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商品レビュー
4.8
6件のお客様レビュー
セゾングループを築き上げた経営者・堤清二と、グループ解体後も彼の思想や美学が息づく各企業について綴った取材本。西武百貨店、西友をはじめ、PARCO、ファミリーマート、無印良品、ロフトなど錚々たるブランドが名を連ねる。これらは単なる流通企業にとどまらず、「セゾンらしい」ライフスタイ...
セゾングループを築き上げた経営者・堤清二と、グループ解体後も彼の思想や美学が息づく各企業について綴った取材本。西武百貨店、西友をはじめ、PARCO、ファミリーマート、無印良品、ロフトなど錚々たるブランドが名を連ねる。これらは単なる流通企業にとどまらず、「セゾンらしい」ライフスタイルを提案していた点が特徴的だ。その背景には、堤自身が文化人としての顔を持ち、芸術や思想に深い関心を寄せていたことが大きく影響していると感じさせられる。また、他の百貨店に先駆けて欧州の高級ブランドを導入しながら、一方でブランドを否定する無印良品を立ち上げたように、自己否定にも通じる矛盾を抱えた姿勢もユニークである。
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無印良品、ファミリーマート、パルコ、西武百貨店、西友、ロフト、吉野家などを作り上げ、セゾングループが解体されるに至った歴史のドキュメント。 ビジネスをセグメント毎に分けて解説している点もよかったです。
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23年8月31日、61年ぶりに百貨店でストライキによる休業が行われた。それが西武百貨店池袋本店であった事は感慨深い出来事だった。 堤清二は西武百貨店店長就任の条件の一つとして、労働組合の結成を父の康次郎に要請した、と言われる。そういった経緯を経て流通グループを引き継ぎ、やがてセ...
23年8月31日、61年ぶりに百貨店でストライキによる休業が行われた。それが西武百貨店池袋本店であった事は感慨深い出来事だった。 堤清二は西武百貨店店長就任の条件の一つとして、労働組合の結成を父の康次郎に要請した、と言われる。そういった経緯を経て流通グループを引き継ぎ、やがてセゾンを解体させていった清二の息吹はいささかでも現在に遺されていた、という事か。 後日読んだ『堤康次郎』にも書かれていたが、父の起業家スピリットを多分に引き継いだ清二は攻めの人であり、家産を引き継ぎそれを次代に引き継ごうとした義明は守りの人であったと言えるのだろうか。どちらが良くて悪い、というものではない。 バブル崩壊前の肥大するセゾンも、崩壊後の解体するセゾンも当時のおぼろげな空気感や、辻井喬としての自伝(的小説)やオーラルヒストリーを通しての認識だった。当時は毀誉褒貶激しい記事が数多かったと想像されるが、時を経た今、多角的に論じた本書は長く手元に置いておく一冊になる。 高知 金高堂本店にて購入。
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