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穴持たずども ロシア語文学のミノタウロスたち
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穴持たずども ロシア語文学のミノタウロスたち

ユーリー・マムレーエフ(著者), 松下隆志(訳者)

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穴持たずども ロシア語文学のミノタウロスたち

4,180

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社
発売年月日 2024/01/28
JAN 9784560093924

穴持たずども

¥4,180

商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

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2024/08/22
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※このレビューにはネタバレを含みます

発想がそうくるかとすごい。 2パターンの人でなりたっているらしい。 ロシアではペレストロイカ以降にやっと出版。 産まれてくる子供をつらぬきつぎつぎと葬ったり、自分の肉体をたべる自己カニバリズム、自己の死体と交わる願望をいだいたり、己の極部をなくしたり。嫌われることをよしとするひとがでてきたり。 これまで思いもよらなかった人々がでてくる。 一読では理解不能。ただまた読む気力もない。 読書会の課題本になってたので読了。しかし当日になってしまい読めるかわからなかったから申し込みそこねてる。感想はたいして言えないけど訳者がくるから行きたいきもする。 チェベングールよりでてくる人々は個性的でインパクトがあった。 知らないことや想像もできないことだらけ。こういうのを未知の読書体験というのかもしれない。 人には話しにくいことばかり。文学だものね。 読むのに時間がかかりました。

Posted by ブクログ

2024/06/10

読売新聞の書評で読んだからか、なぜだか理由は不明ですが図書館に予約してあったらしく、到着したので読みました。 いやー、苦労しました。出てくるのは狂人というか常軌を逸した人ばかり。それどころか小説で起こる出来事も不条理なことばかり。登場人物が狂人なのか、著書マムレーエフがおかしいの...

読売新聞の書評で読んだからか、なぜだか理由は不明ですが図書館に予約してあったらしく、到着したので読みました。 いやー、苦労しました。出てくるのは狂人というか常軌を逸した人ばかり。それどころか小説で起こる出来事も不条理なことばかり。登場人物が狂人なのか、著書マムレーエフがおかしいのか、それともそのおかしな本を読み続ける自分がおかしいのか、読んでいて意識が紙面から離れてしまうのを何とか踏みとどまり、1週間ほどで読み終えました。読んだからと言って十分理解できたとは決して思えません。この作品は著書著者マムレーエフの実体験をもとに書かれたようなのですが、社会主義革命が成ってロシア宗教と断絶され、同時に東西の哲学や思想が流入してきた当時のロシアの知識人の奮闘と狼狽がないまぜになり、さりとて生活は貧しく、かといって生活を改善する見込みがないインテリゲンチャたちの阿鼻叫喚のような小説でした。  小説中に見られる形而上学的なレトリックが秀逸でした。

Posted by ブクログ

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