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イスラームから見た西洋哲学 河出新書072
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イスラームから見た西洋哲学 河出新書072

中田考(著者)

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イスラームから見た西洋哲学 河出新書072

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2024/01/29
JAN 9784309631745

イスラームから見た西洋哲学

¥968

商品レビュー

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2024/06/01

プラトン 人間の本質は人間のイデア=「存在」  アリストテレス イデア=物質に内在するもの   存在の原因となる「不動の動者」=イスラムでは アッラー (ギリシャ:多神教)  教会:世界最古のかつ最大の官僚機構  皇帝/国家と教皇/教会の権力闘争   イギリス 経験論 憲法がない...

プラトン 人間の本質は人間のイデア=「存在」  アリストテレス イデア=物質に内在するもの   存在の原因となる「不動の動者」=イスラムでは アッラー (ギリシャ:多神教)  教会:世界最古のかつ最大の官僚機構  皇帝/国家と教皇/教会の権力闘争   イギリス 経験論 憲法がない 社会契約=人権 西洋支配の二分法 キリスト教/異教徒   →三分法へ 西洋文明国/半文明国(オスマン/中/日)/植民地  イスラーム 国家という法人概念はない 義務はあるが権利はない   神=イラーフ 崇拝されるもの 人間は必ず何かに隷属、自由人は欲望の奴隷 無神論のマルクス(共産)主義 ↔ 資本主義    唯物論 精神も物の産物    イスラームとの共通点 1.偶像を否定 虚偽 国家と貨幣  2.終末論 イスラム経済の原理 アドル(正義) 疑わしいのもを受け取らない  利子の禁止  相互満足 イスラーム法  人間の内面に干渉しない フロイトのエロス 性から生へ  有益=善、有害=悪 相対主義、功利主義  スンナ派 神は全てを命じることがっできるが 神は善しか命じない  シーア派 哲学者 善悪は事物の客観的な本姓、神は善しか命じない    服従か不服従かが重要 善悪は二義的なもの 近代科学=アラビア科学の実験+ギリシャ科学の論証  

Posted by ブクログ

2024/05/07

イスラーム思想の歴史的推移を追いながら、西欧哲学思想を対置して紹介してゆくエッセイ。 もともとこちらにイスラーム思想自体の知識が少ないので、西欧哲学を対置してもそういうものなのか、という理解しかできないのだが、筆者のアピール(アジテーション?)によれば西欧的な人権・自由思想の究極...

イスラーム思想の歴史的推移を追いながら、西欧哲学思想を対置して紹介してゆくエッセイ。 もともとこちらにイスラーム思想自体の知識が少ないので、西欧哲学を対置してもそういうものなのか、という理解しかできないのだが、筆者のアピール(アジテーション?)によれば西欧的な人権・自由思想の究極として現れるニヒリズムを克服するのがイスラームであると説く。ニヒリズムの議論についても終章で足早に通り過ぎるのみであり、ニヒリズムに対してイスラームの優越性(超越性?)があるという議論についても十分な議論には到らず。また、たとえばタリバンに対する積極的評価もあるが、イスラーム原理主義などの位置づけについては言及されていない。まさかそれまですべて無価値であると断ずるものではなかろう。 企画と紙数の都合もあるだろうが、基礎的なイスラーム思想のアウトラインや哲学者・著作の紹介を行うか、後半における現代世界におけるイスラーム思想の価値を論じるかのいずれかに絞るか、あるいはそれぞれ独立した著作として読みたいものである。 以下気になるポイント ・イスラーム法哲学とケルゼンなどの近代法哲学の比較。p.194 ・ロダンソン「イスラームと資本主義」(岩波書店)p.126 ・バーキル・サドル「イスラーム経済論」(未知谷)p.143

Posted by ブクログ

2024/04/19

メモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1781239144448135426?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw

Posted by ブクログ

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